ラヴニカのドラフト(その壱)

2005年10月15日戦略記事・読み物

体験してみた感想をギルド色別に考察。
今日はボロス(白赤)から。

・ほぼ必須カード
《夜番の巡回兵/Nightguard Patrol》
《古参兵の武具師/Veteran Armorer》
《金切り声のグリフィン/Screeching Griffin》
《感電の弧炎/Galvanic Arc》
《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》
《正義の再興/Rally the Righteous》
《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire》
《雷楽のラッパ吹き/Thundersong Trumpeter》

・準必須カード
《ボロスの怒りの盾/Boros Fury-Shield》
《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
《戦松明のゴブリン/War-Torch Goblin》
《売剣の粗暴者/Sell-Sword Brute》
《焦熱の結末/Fiery Conclusion》
《恐慌の扇動/Incite Hysteria》
《ヴィーアシーノの牙尾/Viashino Fangtail》

・必要なカードが足りなければ入るカード
《急使の鷹/Courier Hawk》
《ウォジェクの号笛/Wojek Siren》
《火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice》
《ヴィーアシーノの斬鬼/Viashino Slasher》

・取れるなら取るべきアンコモン
《照らす光/Bathe in Light》
《貪る光/Devouring Light》
《激情の賦活/Instill Furor》
《ボロスの速太刀/Boros Swiftblade》
《稲妻のらせん/Lightning Helix》
《サンホームの処罰者/Sunhome Enforcer》
《ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage》

では解説。
まず「ほぼ必須」から。
赤白の特徴として、「必須カードが異様に多い」ことが挙げられる。
テンポ取って序盤から殴るのは確かに他ギルドには真似のできない技だけど、中盤以降はあっという間にサイズで負けてしまう。
そこで大事なのが回避能力。リミテッドで回避能力が重要なのは今更語るまでもないけど、このアーキタイプは特に。
《空騎士の軍団兵》のような単純飛行クリーチャーは勿論、《金切り声のグリフィン》や《野良剣歯猫》のようなブロック回避クリーチャー、そして《雷楽のラッパ吹き》。
これらのカードをある程度揃えられないと、手が止まって負ける。ソートの関係なのか、同じパックに赤白の強力カードが複数存在することが非常に多いので、どれを優先すべきかよく考えなければいけないだろう。
自分の順位としては、
ラッパ吹き＞空騎士＞グリフィンの順で今は考えている。
この先また意見が変わることもあるとは思うけれど。

次に準必須。
追加の除去や攻撃を通すためのカード群が並んでるね。
足枷は重いから実際どうかな、とは思うけど、その他のカードは入ることが多いと思う。
回避能力を優先するのは勿論だけど、除去して攻撃を通すのも当然必要なことになるわけだし。
けど、この環境はあまり強烈なシステム・クリーチャーが多くない気がするので自分のクリーチャー数を減らしてまでピックする必要はないと思う。
ただし、ディミーアカラーのデッキに対しては除去がかなり重要になるので注意。《ヴィダルケンの幻惑者》や《幻の漂い》などを放置しておくと危険ですよ。

そして次のカード群。
《急使の鷹》は結構重要と思っていたけどイマイチだった。確かに回避能力はあるんだけど・・・。
環境にタフネス1が少ないこともあって、《火花魔道士の弟子》は大して活躍しない。2ターン目にこいつを出して本体1点、という展開はあまり望ましくないね。

アンコモンは見たまんま強い。

【ボロスカラーまとめ】
印鑑取ってる暇があったらラッパ吹きを取る。
除去で最優先するのは《感電の弧炎》だけ、他はひたすら回避持ちクリーチャーを取る。
フィニッシュには《正義の再興》と《恐慌の扇動》。