ではデッキ解説を。
まず従来の構成のままでは間違いなくグルール相手に押し切られるのは必然なので、除去の構成から色を決めることになります。
青と赤が基本色なので、それに1色を追加する形になるでしょうか。
では他の3色を1つずつ見ていきます。

・黒
元ネタのデッキはタッチ黒でしたね。まぁ、黒除去は入っていないのですが・・・。
《忌まわしい笑い》が今の環境でメイン除去としては危険なのが辛いところです。全体除去が欲しいところなので黒はやや役者不足でしょうか。

・緑
もちろん緑単色では除去など皆無ですが、元から赤が含まれているため《大竜巻/Savage Twister》の採用が可能です。
ただしX呪文であるため、それ相応のマナが必要になります。青赤トロンにタッチで放り込むのは良さそうですが、X=4や5で撃つのはこのデッキにとっては少々辛いかもしれません。序盤を耐えたいところです。

・白
ようやく来ました。これです。
今の環境には除去と同時にライフゲインができる優秀カードが2種類もあります。
《稲妻のらせん》《信仰の足枷》ですね。
前者はもちろん、後者も完全に構築レベルとして定着しているようです。
そして環境が変わるたびに栄枯の狭間をさまよう《神の怒り》。
今の環境では、間違いなく「栄」です。使わない手はありません。
というわけで、この3種をメインに採用するべく白を追加してみよう・・・ということになったわけですね。

戦い方
では、ここでようやく流れの説明。
まず序盤は8枚入っているマナアーティファクトから2→4マナへのジャンプアップ。そして即《併合》で4→6マナへのジャンプ・・・と二段ジャンプを果たし、ドラゴンを置き土産に《燎原の火》を。というのが理想の流れです。
もちろん相手も棒立ちしてるわけではないので、1ターン目から2/3のゴリラを出してきたり2〜4ターン目に巨大なクリーチャーを場に叩きつけてくるわけです。
そこでこちらも白除去で対抗していくのですね。

ただ《稲妻のらせん》はシャーマンと貧霊には効かず、《信仰の足枷》は貧霊の攻撃は止まっても1点ダメージは止まりません。
《神の怒り》の撃ちどころを間違えないようにしましょう。
《燎原の火》もリセットなので、場の様子を見てリセットまで耐えられるようなら除去を無駄撃ちしないほうが賢明です。

ドロー補助は定番の《連絡》と新登場《火想者の発動》。
後者は正直あまり強くありません。試しに使っているだけです。
ですが意外と「弱い!」と感じたこともなく、フィニッシュの足しになったこともあるのでまだ抜く気にはなれません。
《猛火》の方が除去としての性能は高いのですが、ドロー能力も使いたいので・・・難しいところです。

フィニッシャーは京河はそのまま、黒瘴の代わりは《降る星、流星》。マナ拘束が薄いのが嬉しいですね。
貧霊と相撃ちになりつつ他のクリーチャーを殲滅させることができるのもポイントが高いです。

コントロール奪取カードが併合しかないじゃない、大丈夫か?という声もあるかと思います。
このデッキの併合は「コントロールデッキのマナ加速」という意味合いが大きく、そのついでに「相手の土地を奪える」という能力が手に入るものとして考えています。
環境がコントロールに凝り固まっているのなら土地ロック戦術も充分強いですし、5マナ以上のパーマネント奪取も強いです。
ただ《夢のつなぎ紐》は土地を奪うには遅く、クリーチャーを奪うには一発殴らせる必要があるためにイマイチ感があります。
コントロール全盛だったからこそ使えたカードでしょう。一応サイドに置いておくつもりではあります。

つまり、マナブーストからのリセットというコントロール戦略がワイルドファイアと被っていたため、利用してみたということです。

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