現環境を支配しているものを考える。
支配というか、環境の方向性を決めているもの。考察の必要がないものは書いていません。

○クリーチャー
・2ターン目の《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
・《闇の腹心/Dark Confidant》
・1ターン目のパワー2
・《オルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova》
・《シミックの空呑み/Simic Sky Swallower》
・《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》
・《風を裂くもの/Windreaver》(?)

ハメパターンを持つもの、もしくは極めて死ににくいもの。
オルゾフビート・シーストンピィなど、一級クリーチャーデッキにはこれらが採用されている。
ただでさえ強いトロンが空呑みという非常識なフィニッシャーを手に入れた、というのも大きい。
ヒヨケムシは赤や緑が絡むデッキからはビートダウン・コントロールに関わらずサイド後に飛び出してくる可能性がある。「確実に入るデッキ」が存在しないので、逆に油断した相手に鋭く刺さる。

○スペル
・《神の怒り/Wrath of God》
・《差し戻し/Remand》
・《マナ漏出/Mana Leak》
・《燎原の火/Wildfire》
・《血染めの月/Blood Moon》
・《黒焦げ/Char》
・各種《印鑑》

クロック・パーミッションとコントロールともに採用される青のカウンター。特に《差し戻し》の影響力は言うまでもなく絶大であり、《神の怒り》1つ通すにも一苦労する。
赤からは土地を攻撃するカードが目立つ。多色環境に強烈な一石を投じる《血染めの月》。1枚だけで相手を投了させうるサイドカードというのも珍しい。《燎原の火》については今更言うこともないだろう。トロンは実に強い。
さらに《悪魔火》の恐ろしさは尋常ではなく、各所で「暴勇」した悪魔火による理不尽な被害が多発している。自分も今日、暴勇した悪魔火に何度も泣かされました。
3マナ4点火力の存在も明らかに環境の速度に影響を与えている。
トロンや各種コントロールのマナベースを整える印鑑も見過ごせない要素で、ナチュラルに《血染めの月》への対策も兼ねている。

クリーチャーに関しては低マナ域の除去を増やす、対象を取らない除去を増やす等が考えられるものの、スペルに関しては根本的な対策が少ない。手札破壊や、こちらもカウンターを使うなど。

今のところはトロンとオルゾフビート、シーストンピィが頭一つ抜けているように感じる。現環境のビートがどれも妙に器用なので、古典的な遅めのコントロールは「土地が並ばなければ素早く負け、土地が並んでも手札破壊とカウンターで阻まれて苦戦」というあまり嬉しくないビジョンが見える。青白コントロールは意外と善戦しているようだけど、優秀フィニッシャーでゴリ押ししているだけの気も。

強い土地はいつの時代も環境を歪める可能性を秘めている。
さて、《幽霊街/Ghost Quarter》は環境を変えるか?

コメント

nophoto
サファイア
2006年5月30日17:03

幽霊街入りの(浄土生命)青赤緑のギフトファイアに一票

ある程度、どのデッキも食える

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