コールドスナップのプレリレポが求められている時期だというのに、私は何を書いているんでしょうか。
気にしたら負け、ということで黙々とスタンダードの話を続けます。プレリ記事はたぶんOUSFの誰かが書いてるはず。

デッキ考察、まずはビートダウン系から。

チームスタンダードから活躍の続くオルゾフ、ZOOは特に取り上げる必要もないでしょう。また、クロック・パーミッションは大会前からある程度の活躍は期待されていたので個人的にはあまり興味がありません。(自分の趣味で片付けるのもアレですが、閲覧者の方もきっと同様の意見だと思い込むことにします)

個人的に気になったのはグルールとセレズニア。
もちろん目新しいデッキタイプでも何でもなく、逆にチームスタンが長い間続いた環境では「最近あんまり見なかったね」的なデッキです。2つとも世界最高峰のスタンダードで頂点に立ったデッキなので、弱いわけはないですよね。

どちらのデッキもマイナーチェンジこそあれど、根本的な変化はありません。
グルールは《炎の印章》や《悪魔火》、メインから数枚の《血染めの月》など。《シラナの岩礁渡り》や《巨大ヒヨケムシ》などのアンタッチャブル系がメインに数枚投入されるのが基本になっているあたりは多少変化を遂げている感じはあります。
コントロールとセレズニアそれぞれに対応できればグルールは非常に強い。まあ、苦手を対策できたデッキが強いのは当たり前のことですが・・・。

セレズニアは純正のままでは何も変化はありませんが、ディセンション加入によりタッチ青という選択肢を得たのは面白いですね。もはやタッチ青は別のデッキのような気もしますが。実際は純正のほうが勝ちあがっている数は多いのですね。
12枚のマナサポートから《北の樹の木霊》《明けの星、陽星》といった超強力ファッティを早いターンから叩き付ける大味なデッキコンセプトは、しかしそれだけで充分にあらゆるデッキに勝ちうる可能性を持っています。
太陽拳も4ターン目から出てくる陽星の対処には一苦労です。トロンなどに至っては、北キノコや陽星を5ターン目以前に通されてしまうともはや取り返しがつかなくなってしまいます。

それらのビッグスペルの前に盤面をしっかり固める《ロクソドンの教主》も必要不可欠な存在で、ブロック構築やロックスなどで大いに延命に貢献するこのクリーチャーは他のビートダウンの勝利を一気に遠のけ、なおかつ高い殴り値に期待もできるセレズニアの柱です。
何ヶ月前の文章だよ、と言われそうな内容ですが、メタの循環を考える上で決して外すことのできないデッキであることも事実です。同じデッキでも別のメタ上に置かれてしまえば以前とは異なった役割分担を果たすため、改めて考察するのは決して無意味ではないかなと。

セレズニアの上位タイプにはメインに2枚ほど《瓶詰めの回廊》が見かけられますが、これは《よりよい品物》の方がベターではないか、というのが何度かスパーしてみた感想です。4積みの伝説系が無駄になりにくく、擬似的にコンボデッキの動きを取り入れることがナチュラルに可能なので。十手との相性が無駄にいいのも○。9枚とか引かれたら負けます。
というわけで、セレズニアは「基本4積み、グレアと品物を2〜3枚ずつ程度」という構成がオススメです。(超適当)

現在の環境はいったいどの色がビートダウンを仕掛けてくるか想像も付かないため、対策する側としては妙に厄介です。
ラスゴで流された後は火力で始末するのか、除去をピンポイントで打ち消しに来るのか、除去に対応してゲーム外に逃げ続けるのか・・・。全てに対処するのは不可能と言っていいでしょう。
ビートダウンの選択肢が多過ぎる現状だからこそビートダウンはその強みを活かすことができます。

そして太陽拳の考察へ。

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