Urzatron, the Tyrant (追記有)
2006年8月18日 デッキ案 コメント (7)いいデッキ名が思い浮かばない。
単純に「青トロン」とか「青トロンタッチ黒」とかでもいいんだけど。
「暴君ウルザトロン」って書くとトロン自体が暴君みたいですね。「暴君ネロ」みたいな感じで。それはそれで間違ってはいないと思うけど。そろそろ「暴君」がゲシュタルト崩壊し始めてきた。
暴君独楽コンボ内蔵型のウルザトロンも多少浸透してきた感があります。それに伴い、青単と青黒がそれぞれの完成形に近づいてきています。実際、青赤で暴君コンボを回してる人はあんまりいない気はしますね。自分でも最近は青単と青黒ばかり回しています。
先日の考察で多少述べたように、青赤はそのままで強いから余計な手を加えない方がいいということでしょうか。暴君イゼットロンも面白いと思うんですけどね。ワイルドファイア+暴君独楽だとさすがにスレイバー過多になるのかな?奇襲性と天秤にかけるとトントンぐらいだとは思うのですが。
それはともかく、今日はまた青黒の話。
最終的に頭を悩ませるのはドロー系スペルとカウンターの選択だと思います。その他はほとんど固定スロット。
前回、「青黒も青単と同様にインスタント速度で動けるのが大事だから《手練》と《時間の把握》かな」と書きました。
が、ここで大事なことに気が付いたのです。
青トロンに黒を足して得られるのはクリーチャー耐性よりむしろコントロール耐性であるということ。
なぜなら、黒を足して使える除去は《最後の喘ぎ》《腹わた抜き》《死の印》などが限度。確かに場に出てしまったクリーチャーを落とせはしますが、所詮は限定的な1:1交換です。
完全に相手のパーマネントを処理し、小さなダメージをコツコツ重ねて勝つというようなフルパーミッション・コントロール的なデッキならばまた話は違いますが、トロン系はいわゆる「一撃必殺」、もしくはそれに準ずる爆発手段を持っています。
その手のデッキがビートダウンに対抗するために必要なのはあくまで時間稼ぎの手段であって、例えばケイガやメロクがカウンターのバックアップ付きで場に出てくる段階になれば、もはや相手の小型クリーチャーの1〜2体は気に留める必要がないわけです。
なので、黒を入れたからと言って大量に単体除去を詰め込むのは困りもの。そもそもスペースがない。多く取れても3〜4枚程度でしょう。前回は《腹わた抜き》で試しましたが、今回は《最後の喘ぎ》で。どちらも微妙です。
まあ3マナ以上の危険なクリーチャーを易々と通していては青の意味がありませんし、先攻後攻の関係でメインではカウンターできない1〜2マナ圏のクリーチャーを落とせる喘ぎを選択してみます。
青単ならば同じスペースに《呪文嵌め》が入りますが、せっかく色を足しているので青黒では受けの広い方を選択。両方入れるスペースがあればいいんですけどね。
で、黒を入れる本当の理由は手札破壊とゾンビ化。前回は「迫害は微妙だから役割分担的に《機知の終わり》で」と書きました。
今でも間違ったことを書いたとは思っていませんが、実際問題トロンが揃わないうちにでもスキを見て撃ちたいという理由で現在は迫害に戻してあります。
《迫害》はマストカウンターであり1:X交換のできるアドバンテージ呪文。たまに1:0だったり1:1だったりしますけど。
《ゾンビ化》も手札に構えていれば、《暴君》素でプレイ→打ち消される→次のターンゾンビ化→余ったマナで独楽回し、という可能性が発生するのは非常に強い。トロンが揃わなくても8マナ程度あればコンボが回せるようになります。もちろんフルタップで暴君を出した返しに除去を撃たれても同じ。
という感じで、迫害とゾンビ化が増えるだけでコントロールに対する耐性は一気に上がります。
問題はカウンターとドロースペル。ゾンビ化との相性や、迫害後のケアのためにピッチ青カウンターは欲しいところ。能力的には《徴用》が欲しいのですがコストが辛い。《撹乱する群れ》が限界な感じもします。
ドローもゾンビ化やピッチとの組み合わせを考えれば《強迫的な研究》や《ふるい分け》ですね。別にピッチがなくても同じだとは思いますが。
というかピッチスペルは入れるスペースが見つからない。一時は2〜3枚ほど群れを入れていたのですが喘ぎとの入れ替えで抜けてしまいました。
ちょっとまだ未完成なのでデッキリストはメモ代わりに秘密日記に載せておきます。
※ニュースサイトから来た方へ
http://diarynote.jp/d/67373/20060812.html
http://diarynote.jp/d/67373/20060813.html
今回はこの文章の続きなので、意味がわからない場合は先にこちらを読んで下さい。
単純に「青トロン」とか「青トロンタッチ黒」とかでもいいんだけど。
「暴君ウルザトロン」って書くとトロン自体が暴君みたいですね。「暴君ネロ」みたいな感じで。それはそれで間違ってはいないと思うけど。そろそろ「暴君」がゲシュタルト崩壊し始めてきた。
暴君独楽コンボ内蔵型のウルザトロンも多少浸透してきた感があります。それに伴い、青単と青黒がそれぞれの完成形に近づいてきています。実際、青赤で暴君コンボを回してる人はあんまりいない気はしますね。自分でも最近は青単と青黒ばかり回しています。
先日の考察で多少述べたように、青赤はそのままで強いから余計な手を加えない方がいいということでしょうか。暴君イゼットロンも面白いと思うんですけどね。ワイルドファイア+暴君独楽だとさすがにスレイバー過多になるのかな?奇襲性と天秤にかけるとトントンぐらいだとは思うのですが。
それはともかく、今日はまた青黒の話。
最終的に頭を悩ませるのはドロー系スペルとカウンターの選択だと思います。その他はほとんど固定スロット。
前回、「青黒も青単と同様にインスタント速度で動けるのが大事だから《手練》と《時間の把握》かな」と書きました。
が、ここで大事なことに気が付いたのです。
青トロンに黒を足して得られるのはクリーチャー耐性よりむしろコントロール耐性であるということ。
なぜなら、黒を足して使える除去は《最後の喘ぎ》《腹わた抜き》《死の印》などが限度。確かに場に出てしまったクリーチャーを落とせはしますが、所詮は限定的な1:1交換です。
完全に相手のパーマネントを処理し、小さなダメージをコツコツ重ねて勝つというようなフルパーミッション・コントロール的なデッキならばまた話は違いますが、トロン系はいわゆる「一撃必殺」、もしくはそれに準ずる爆発手段を持っています。
その手のデッキがビートダウンに対抗するために必要なのはあくまで時間稼ぎの手段であって、例えばケイガやメロクがカウンターのバックアップ付きで場に出てくる段階になれば、もはや相手の小型クリーチャーの1〜2体は気に留める必要がないわけです。
なので、黒を入れたからと言って大量に単体除去を詰め込むのは困りもの。そもそもスペースがない。多く取れても3〜4枚程度でしょう。前回は《腹わた抜き》で試しましたが、今回は《最後の喘ぎ》で。どちらも微妙です。
《最後の喘ぎ》と《腹わた抜き》の比較
○喘ぎ
・「序盤を凌ぐ」という目的には良く沿っている
・シャーマンを落とせないのは辛い
・ボア、天使、ドラゴンなどは落とせない
・2マナ圏のクリーチャーを同マナ域で落とせる
・十手が動き始めると止められない
○腹わた
・喘ぎに比べてテンポは悪い
・シャーマンも落とせる
・タフネス上昇で妨害されないのでオルゾフに強い(十手、鞘虫)
まあ3マナ以上の危険なクリーチャーを易々と通していては青の意味がありませんし、先攻後攻の関係でメインではカウンターできない1〜2マナ圏のクリーチャーを落とせる喘ぎを選択してみます。
青単ならば同じスペースに《呪文嵌め》が入りますが、せっかく色を足しているので青黒では受けの広い方を選択。両方入れるスペースがあればいいんですけどね。
で、黒を入れる本当の理由は手札破壊とゾンビ化。前回は「迫害は微妙だから役割分担的に《機知の終わり》で」と書きました。
今でも間違ったことを書いたとは思っていませんが、実際問題トロンが揃わないうちにでもスキを見て撃ちたいという理由で現在は迫害に戻してあります。
《迫害》はマストカウンターであり1:X交換のできるアドバンテージ呪文。たまに1:0だったり1:1だったりしますけど。
《ゾンビ化》も手札に構えていれば、《暴君》素でプレイ→打ち消される→次のターンゾンビ化→余ったマナで独楽回し、という可能性が発生するのは非常に強い。トロンが揃わなくても8マナ程度あればコンボが回せるようになります。もちろんフルタップで暴君を出した返しに除去を撃たれても同じ。
という感じで、迫害とゾンビ化が増えるだけでコントロールに対する耐性は一気に上がります。
問題はカウンターとドロースペル。ゾンビ化との相性や、迫害後のケアのためにピッチ青カウンターは欲しいところ。能力的には《徴用》が欲しいのですがコストが辛い。《撹乱する群れ》が限界な感じもします。
ドローもゾンビ化やピッチとの組み合わせを考えれば《強迫的な研究》や《ふるい分け》ですね。別にピッチがなくても同じだとは思いますが。
というかピッチスペルは入れるスペースが見つからない。一時は2〜3枚ほど群れを入れていたのですが喘ぎとの入れ替えで抜けてしまいました。
ちょっとまだ未完成なのでデッキリストはメモ代わりに秘密日記に載せておきます。
※ニュースサイトから来た方へ
http://diarynote.jp/d/67373/20060812.html
http://diarynote.jp/d/67373/20060813.html
今回はこの文章の続きなので、意味がわからない場合は先にこちらを読んで下さい。
コメント
腹心は全く想定外でした。確かに独楽はほぼ9割以上場にあるのでシナジーは簡単に完成しそうです。独楽無しで暴君をめくったときのことを考えると恐ろしいのですが(笑)、一応考えてみようと思います。
地味にですが本文中にメインボードの情報は全て書いてありますので、適当に推測してみて下さい。いずれにせよ、数日後には表日記にもupする予定です。
暴れん坊独楽(暴君+独楽)なんて命名はどうでしょう?
さて、私は太陽拳を少し改良して暴れん坊独楽を組んでいます。
陽星の代わりに暴君と黒瘴だけで、除去は屈辱と怒りで凌ぎ
ドローは研究者とシフト…(インスタントタイミングドローは
今の環境ではムリなんで代わりに差し戻しかな)
サイドから四世もあるんで序盤さえ凌げれば中盤以降は
結構、暴れん坊独楽の活躍ができます。
長文失礼しました。
クリーチャー除去に対してですが、
・夜の飾り紐
・食い込む疫病
などは如何でしょうか?
特に食い込む疫病はXで数字を指定出来る事から
大量ライフゲインが出来るので、本文にもありました通り、
「時間稼ぎ」の項目も満たしていると思うのですが…。
ただ両方「揃っていたら強い」というカード何ですけれども…。
稚拙な文章で申し訳有りません。
太陽拳の変形ということはトロンではないのですね。暴君が出たターンに独楽を回すにはマナが厳しそうですが、元からエンドカードの多い太陽拳なら大丈夫かもしれません。
>>まままさん
確かに疫病はライフゲイン可能なのですが、撃てるターンが非常に遅いことからその間に殴られたダメージも考慮すると微妙な感じはします。タフネス3を除去するのに5マナで3点ゲインと考えると、夜の飾り紐の方がまだ効率はいいですね。飾り紐については常に考慮に入れています。ただ、喘ぎと入れ替えにすると序盤が辛いのでサイドから追加の除去として投入する、というのが一番現実的だと感じます。