○日本選手権終了
現地に居たわけではないのでカバレッジから推測するしかないのですが、やはりモリカツ氏は強いなあ、と。
特に準々決勝での斉藤友晴氏との第4試合は圧巻。

さて、今回も上位デッキに焦点を当てて新時代のスタンダードを考察していきたいと思います。
日本選手権はリミテッドとのジグザグフォーマットなので、単純に上位プレイヤーのスタンダードデッキこそが現環境を支配した、とは言い切れません。リミテッドで失敗したプレイヤーの中にも強いスタンダードデッキを使用していた可能性はあります。まあ、それでもTop8プレイヤーのデッキが強いことに変わりはありませんので、いくつかピックアップした上で考察を行いたいと思います。

○アーキタイプ分類
書式:【デッキタイプ(使用者)】(敬称略)、上から1位〜8位
青白黒《相殺》クロックパーミッション(森)
赤緑青クロックランデス(山本)
赤黒除去バーン(片山)
緑黒赤除去ビート(石丸)
青黒氷雪パーミッション(鈴木)
青白黒ソーラーフレア(清水)
青緑エラヨウ忍者(栗原)
赤緑青シー・ストンピィ(斉藤)
こうして見ると、下位3人のデッキはいわゆる「実績のあるデッキ」であることがわかります。
太陽拳、エラヨウ忍者、シー・ストンピィ。選手権本戦前から既に各所でデッキレシピやそれに関する考察が見られたデッキたちです。
また、5位の氷雪パーミッションもネット上を中心にデッキ情報が活発に交換されてはいたのですが、青黒タイプでここまで仕上がったデッキリストは初めて見たと個人的には感じます。

そして(偶然か必然かは判りませんが)上位4名のデッキはどれも今までのメタ内には存在していませんでした。
あるいは新機軸のデッキ、あるいはバリバリのメタデッキ。
今回はこれらの「新しい」デッキを中心として考察をしていこうと思います。

○青の時代
先ほどのトップ8デッキで、それぞれの色を用いたデッキ数を数えてみましょう。
白:2つ
青:6つ
黒:5つ
赤:4つ
緑:4つ

乱暴に言うと「メタの中心としての青と黒、それをメタする赤と緑」という構図を見ることができます。
さらに、それぞれの色が選択された理由となるカードに注目していくと今回の環境がうっすらと浮かび上がってきます。
白:《神の怒り》《糾弾》
青:《差し戻し》《曇り鏡のメロク》《深き刻の忍者》
黒:《闇の腹心》《最後の喘ぎ》《迫害》
赤:《密林の猿人》《喧騒の貧霊》《氷結地獄》
緑:《オーランのバイパー》《三角エイの捕食者》《巨大ヒヨケムシ》
多色にまたがるものやハイブリッドは適当に配置しました。

では、これらを踏まえた上で個別評価に移りましょう。

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