S&Fの話。
前回の記事でも書いてましたけど、ストラクチャー&フォースと書くと長いので当日記ではS&Fと略すことにしています。

最近ずっと回しているのでこのデッキもある程度手に馴染んで来ました。
それに伴い、デッキの弱点や特徴などが見えてきたので現段階での感想を書いていこうと思います。
S&Fの研究を進めている方には今更な話かもしれませんが。

○青単
選手権公式レポートを見ていると《闇の腹心》や《糾弾》のイメージが非常に強くありませんか?自分だけかな。
でも実際にデッキリストを見てみるとほぼ青単のパーミッションなんですよね、これ。(8/29の日記参照)
白マナを使うのは《糾弾》と《宮廷の軽騎兵》の生存コスト。
黒マナに至っては《闇の腹心》オンリー。
メインボードだけ見ていると青単タッチ白黒みたいな感じですね。《神の怒り》や《屈辱》が採用されていないせいでしょう。

サイドに目を向けてみると多少白・黒の幅も広がります。
白:陽星1、大判事1、司教3
黒:墨目1、喘ぎ4、司教3
(※後ろの数字は投入枚数です)
こうして見ると主に黒の除去力をサイドから追加している、と考えるべきでしょう。それ即ち、メインでの除去能力が劣っていることの裏返しです。

○苦手なクリーチャー
実際にグルールなどのビート系とスパーさせてみれば一目瞭然ですが、場に出てしまったサイズ大きめクリーチャー(パワー・タフネス3以上)に対処するカードがメインにはほとんどありません。
まずこのデッキの筆頭除去が《糾弾》ですが、筆頭も何も除去はこれ3枚しか投入されていません。
あとは十手のカウンター。むしろこちらの方がメイン除去じゃないのかと考えてしまいます。メロクトークンでブロックに回るのも貴重な時間稼ぎになりますね。

気を付けるべきは《糾弾》やメロクトークンによるブロックで、これは相手クリーチャーが攻撃に来た場合のみ除去としての役割を果たすものです。従って、アタックに来ないクリーチャーを除去するのは相当厳しいものがありますね。
まあ、今の環境で殴ってこないクリーチャーは滅多にいないのですが。《三日月の神》ぐらいかな?《歩く書物》まで投入された青白ライブラリーアウトにボコボコにされてしまいました。

また、起動型能力が割と重要なので《炎樹族のシャーマン》は辛いはず。サイズが大きいので十手で落ちにくく、アタックしなくてもクロックを刻める《喧騒の貧霊》も多少苦手です。
また、対象にならない北キノコや、ケーキ兵・十手を無効化する《制圧の輝き》擁するセレズニアも苦手かな?《屈辱》がないのは結構辛いと思います。火力の多いZOOやボロスも厳しいかと。

さらに、いくらサーチが可能と言っても十手の絶対枚数が2枚なのも弱点の一つ。破壊するより、こちらが4枚投入して対消滅狙いの方が良いでしょう。

○ぎこちない動きをさせよう
あとは《闇の腹心》《師範の占い独楽》《相殺》シナジー。
単体での有用性は、
腹心>>>>独楽>>>(越えられない壁)>>>相殺 ですね。
腹心のライブラリー捲りもたいがい運ゲーですが、相殺に至ってはアタリとハズレの差が大きすぎます。

独楽は腹心をさらに強くしつつ、相殺をようやく実用レベルまで引き上げる潤滑油です。従って独楽を止めてやれば動きがぎこちなくなるはずなのですが、そもそも破壊することが不可能に近い《独楽》は対処が困難です。
サイドから《真髄の針》でも挿せば十手対策のついでに独楽も牽制できますね。
場に《闇の腹心》と《相殺》だけが出ていて独楽が無い状況は、なかなか哀愁を感じさせてくれます。
独楽が1マナであるために変成サーチできないのもポイント。

また、《相殺》が場にある時は4マナの呪文を本命に据えて、1〜3マナの呪文を囮にしましょう。
もしくは、意図的に1マナの呪文を《独楽》をライブラリートップに戻させてカウンターさせ、トップを固定した上で2マナ以上のスペルを通す、というのもテクニックの一つです。

○白マナを攻めよう
このデッキの白マナソースは8枚(《天戸》も含む)。
《宮廷の軽騎兵》がライブラリーを一気に3枚も回転させ、同時に1/3警戒という厄介なクリーチャーが場に残ることを考えると、せめて白マナを消して単なる1ドロースペルに格下げさせてやりたいものです。白マナが消えれば《糾弾》の心配もありませんし。また白マナは基本的にショックランドに依存していることから、もし壊された後に2枚目を引けばすぐアンタップインで使用してくれる可能性が高い。2点削れるわけです。

黒マナは基本放置でいいでしょう。《闇の腹心》単体ならばいくらでも除去は可能ですし、勝手にライフも削れてくれます。サイドの黒呪文が多い関係で黒マナは多少多めに投入されていますので、ここを攻めるのも効率が悪い。

○2マナ
このデッキは2マナ圏のカードだけでデッキの1/4を占めていますので、《相殺》+《独楽》後は1〜2マナの呪文は基本的に通らないと思った方がいいでしょう。逆に言えば《呪文嵌め》は結構な頻度で刺さります。
ただし《呪文嵌め》待ちだな、とバレると《邪魔》を優先してプレイされたりするので注意しましょう。狙ったタイミングで《呪文嵌め》が1度でも刺されば有利になれそうです。

○というわけで
結論みたいなものを箇条書きで。
・ビートダウンだとグルール系が苦手
・《屈辱》がない、という点を突きたい
・コントロール・キラー(ボアやオウルなど)は総じて苦手
・十手は対消滅狙い。対策側の十手が回れば勝てる
・エンジンの隙間を狙って行動する

おそらくS&Fも今回の選手権メタを考慮した上で組まれたデッキなので、今後は形を変える可能性はいくらでもあります。
なので、できるだけデッキの根底に関わる部分で対策を考えてみたのですが如何でしょうか。
他にも良い対策があれば教えてもらえると嬉しいです。

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