イーブンタイド対応デッキ その2 頑強マネキン
いよいよ次の週末はグランプリですね。
どなたも新環境に向けての解を模索中だと思います。
まずパッと目につくのが待望の実用可能ラスゴ《神聖なる埋葬/Hallowed Burial》。
スタンダードではミシュラ系土地が多すぎるために追加のラスとしては今ひとつですが、頑強というシステムを無視するということでブロック構築では間違いなく使われるカードです。
これまでは《炎渦竜巻》に合わせてタフネス4や頑強、プロテクションなどで対応してきたデッキも、今回からは5ターン目以降にリセットが飛んでくることを意識する必要があります。

さらに、イーブンタイドから多くを得たエルフ親和の台頭も見逃せません。タッチカラーで全体除去をなんとか対処する(カウンターかハンデスなど)ことができれば文句なしの速さですね。

そして今回紹介するのが環境の新デッキである、青黒頑強マネキンです。MWSなどで練習しているとたまに見かけるこのデッキ、ぜひとも対策すべきだと感じたため紹介することにしました。
それではまずレシピをどうぞ。
クリーチャー15
4《熟考漂い/Mulldrifter》
3《叫び大口/Shriekmaw》
3《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers》
2《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》
3《川のケルピー/River Kelpie》

スペル19
3《カラスの罪/Raven’s Crime》
4《名も無き転置/Nameless Inversion》
4《砕けた野望/Broken Ambitions》
4《その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin》
4《謎めいた命令/Cryptic Command》

土地26
4《人里離れた谷間/Secluded Glen》
4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
4《反射池/Reflecting Pool》
2《鮮烈な湿地/Vivid Marsh》
6《沼/Swamp》
6《島/Island》

サイド
《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》
《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers》
《思考囲い/Thoughtseize》
《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
《屍滑り/Necroskitter》
《損ない/Unmake》など


いわゆる《カラスの罪》+《川のケルピー》デッキか、というとそれだけではありません。まあ、この組み合わせだけでも決まると吐き気がするくらい強いんですけどね…。
《その場しのぎの人形》によってドローしつつ除去したりカード引いたり、と一体どれだけアドバンテージを稼ぐのかと問い詰めたくなるくらいに、回り始めると手がつけられないデッキです。

また《ケルピー》は相手の墓地から戻るものも数えるため、《くぐつ師の徒党》を釣るだけでとりあえず2ドローは確定です。相手の頑強が戻るときにも引けますね。

《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers》も地味に嫌らしい働きをします。フェアリーやマーフォークなどは壊滅的な打撃を受けますし、キスキンにもそれなりに効くでしょう。頑強を封じることもできます。ただ、ケルピーや徒党が出ているときに出すと微妙なので、その前にとりあえず場を掃除する…という役割ですね。
このスペースが一番微妙かもしれません。メインからレッドキャップでもいいような気はします。

《カラスの罪》のために土地はやや多めになっています。5マナまで安定して出す必要があるため、序盤に回顧しすぎると危ないですね。それにしても、中盤以降は土地さえ余ればバシバシ手札を減らされるために、対応手段を温存して最も良いタイミングで放つ…というプレイに縛りがかけられます。
それでいてこちらは青命令も使えるのですからかなり詐欺くさいですね。

対抗手段としては冒頭で紹介した《神聖なる埋葬》がまず一番に挙げられます。ケルピーを含めて2〜3枚程度ライブラリに送ってやれば立ち直るのは困難でしょう。
ただ、先ほど述べたようにハンデスが厳しすぎるのと青命令があることもあって、《神聖なる埋葬》だけで安心できるとは限らないと思います。
というわけでGPでは《フェアリーの忌み者》を準備しておくことをお勧めします。

ちなみにフェアリー相手だと結構厳しかったりします。そもそも相性が悪いのと、元からサイドに《くぐつ師の徒党》や《フェアリーの忌み者》が入ってますからね。《魂を吹き消すもの》が通らなければだいたい大丈夫。

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