アラーラ再誕も解禁され、日本選手権予選も近づいてきました。
皆さん新環境のスタンダードに対応すべく、既存のデッキを強化したり全く新しいデッキを構築したりと楽しんでいることと思います。そこで、今回は当blogでも久しぶりに新環境考察記事的なものを書いていこうと思っています。

第1回目のテーマは既に話題沸騰中の赤緑ステロイド。そのスピードに驚く人が多数だとか。自分も知り合いに雛形のレシピを借り受けたので、2日ほどの短い時間ですが調整を重ねてみました。以下デッキリスト。
土地24
4《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
4《樹上の村/Treetop Village》
1《森/Forest》
11《山/Mountain》

クリーチャー24
4《運命の大立者/Figure of Destiny》
4《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac》
4《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
4《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang》
2《地獄の雷/Hell’s Thunder》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
2《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》

スペル12
4《火葬/Incinerate》
4《途方もない力/Colossal Might》
4《穿刺破/Puncture Blast》

サイドボード15
2《耳障りな反応/Guttural Response》
4《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》
4《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》
3《ヴィティアの背教者/Vithian Renegades》
2《マグマのしぶき/Magma Spray》

《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/ARB138/
《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/ARB050/
《途方もない力/Colossal Might》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/ARB051/
《ヴィティアの背教者/Vithian Renegades》
http://whisper.wisdom-guild.net/card/ARB064/
(カード情報はwisdom guildよりお借りしました)


このデッキの売りは、何よりほぼ全てのクリーチャーが速攻を持つためにクロックが1ターン速いこと。そして《途方もない力》による驚異的な突破力・決定力。この2点に尽きます。
《血編み髪のエルフ》は火力と速攻クリーチャーが大半を占めるこのデッキではほぼ無駄にならず、パワー3以上の速攻持ちを追加で場に呼んでくることも頻繁にあります。3マナ火力に《穿刺破/Puncture Blast》を採用しているのは、《炎の投げ槍/Flame Javelin》ではエルフから続唱できないからですね。
それによりカードパワーが落ちたかというとそこまで悪くもなく、むしろメインからの萎縮2種+《途方もない力》によるトランプルのおかげでキッチンを出されてもそこまで困りません。今後使われるであろう《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》も対処できるので問題なし。

サイドの《大爆発の魔道士》も地味に強く、《ジャンドの斬刃》を(一時的に)強化しつつ相手の事故を誘発するという働きはこの手のデッキではかなり強く感じました。《ヴィティアの背教者》は主に装備品対策。装備品というかビヒモスハンマーですけど。苦花もあんまり怖くないし、エンチャントで特に困ることは無いので3マナパワー3で赤緑ならこいつでいいかなと。

《火荒の境界石/Firewild Borderpost》をメインから入れて《ジャンドの斬刃》のヒット率を上げるという発想も無くはないですが、《樹上の村》と合わせてタップインマナソースが多くなりすぎなので却下しました。リミテッドと違い、特殊地形が多く入るので普通に出せなくて困ったりもしますしね。
ソーサリーの《炎渦竜巻》はともかく《火山の流弾》はかなり厳しいですが、構えている可能性のある相手には《途方もない力》を温存しておけば戦闘フェイズに打ってきた時には逆に大ダメージを与えることができますね。《途方もない力》を警戒して戦闘中に打ってこなければそれはそれで戦闘ダメージがちゃんと入るわけで。
《猪牙のしもべ》は他の人のレシピでは見ないカードですが、流弾に対する強烈なアンチカードになったり相手の計算を狂わせることもできるので意外と悪くないカードです。素でトランプル持ってるのもかわいい。

このデッキを調整している方は割と多いんじゃないかと思いますが、個人的に4枚必須パーツだと思っているのは偏執狂、斬刃、突撃隊、エルフ、火葬、ジャイグロの6種類だけです。このデッキの大立者はあんまり強くないですね。斬刃がいるので仕方なく、といった感じです。
《地獄火花の精霊》は速攻でパワー3ですが、このデッキは場の速くて大きいクロックで圧殺するデッキなのであんまり場に残らないクリーチャーは多用したくないです。カウンターとか除去をいっぱい打ってくる相手にはサイドから大爆発と一緒に投入してやればいいのではないでしょうか。

というわけで、第1回目は赤緑ステロイドをお送りしました。
また次回。

コメント

MaGuRo
2009年5月2日4:30

初めまして、リンクさせて頂きました。
今後、宜しくお願いいたします。

赤緑、確かにメインパーツは硬いんですよね。
でもそこに流弾対策にしもべ入れたくなりますと、4マナ域が多すぎてつらい。
他は2マナのクロック追加で切り裂き隊の壊し屋とか、選択肢が色々あるのが個性が出てよいのでは、と。
なんか、固定パーツ決まってるのがフェアリー思い出しますねw

nophoto
NP
2009年5月3日0:48

最近気づいたんですが婆のあばら家入りますね。ジャンドの斬刃が出しやすくなります。ゴブリンも多いので簡単にアンタップインできますし。

ポリス
2009年5月3日22:31

>MaGuRoさん
リンクありがとうございます。
このデッキは流弾をどうにかするのが至上の命題なので、しもべは必要悪な感じはしますね。そもそも自分で打ちたいのに打てないという考えもありますが。
俗唱や斬刃に合わせるためにデッキが弱くなってる部分も多いので、シナジーを多少無視してでも安定した構成にした方が良いかもしれません。

>NPさん
確かにアリかもしれません。山2枚では斬刃出せませんもんね・・・。
黒マナが出るなら《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》が入れたくなりますがw

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