M10導入に関する考察―白
2009年7月1日 TCG全般 コメント (3)M10のスポイラーリストが(非公式ながら)全て埋まりました。
http://mtgsalvation.com/magic-2010-m10-core-set-spoiler.html
というわけで、今回は第10版からM10への環境の変化を考察します。
長くなりそうなのでいくつかに分けます。まずは量の多い白だけを。
・失ったカード
《糾弾/Condemn》
《啓蒙/Demystify》
《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
《聖なる日/Holy Day》
《発光/Luminesce》
《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》
《法の定め/Rule of Law》
《物語の円/Story Circle》
《風生まれの詩神/Windborn Muse》
《神の怒り/Wrath of God》
・得たカード
《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》
《Baneslayer Angel》：3WW,5/5飛行魂絆先制攻撃,プロテクション(デーモン＆ドラゴン)
《Captain of the Watch》：4WW,3/3警戒,他の兵士を+1/+1,CIPで1/1兵士３体出す
《天界の粛清/Celestial Purge》
《Elite Vanguard》：《サバンナ・ライオン》の兵士バージョン,アンコモン
《Guardian Seraph》：2WW,3/4飛行,《ウルザの鎧》能力
《Harm’s Way》：W,インスタント,次の２点を移し変え
《Honor of the Pure》：1W,自分のクリーチャーだけ《十字軍/Crusade》
《Open the Vaults》：4WW,アーティファクトも戻せる《補充/Replenish》
《Planar Cleansing》：3WWW,土地以外全て破壊するソーサリー
《Silence》：キッカーの無くなった《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》
《Solemn Offering》：2W,ソーサリー,《解呪/Disenchant》+4点ゲイン
《白騎士/White Knight》
トークン戦略の普及により今までで最も輝いていた《栄光の頌歌》と、基本セットの代名詞《神の怒り》という２本の柱を失いましたが、前者は《十字軍》の上位互換というとんでもない存在によってそのスペースを補われました。ウイニークリーチャーも(これが何度目かわからないくらい)猛プッシュされており、それを後押しするかのように《黄金のたてがみのアジャニ》も収録されています。《雲山羊のレインジャー》にアンセムが付いたようなクリーチャーもいますね。
また、赤と黒に対する色対策とエンチャント破壊機能についてはそれぞれ上位種とも言えるカードが収録されています。
１マナのピン除去である《糾弾》は無くなりました。再録されるかと思われた《流刑への道》は何事もなかったかのようにスルーされたので、M11で再録されることを期待しておきましょう。また、《亡霊の牢獄》《風生まれの詩神》などで白に移ったかと思われた《プロパガンダ》能力も没収。そして最後の｢円｣であった《物語の円》もついにスタンダード環境からその姿を消すことになります。一言で言えば、｢コントロール要素の大幅な減少｣が見られます。
そんな中、なんと墓地からエンチャント･アーティファクトを場に戻す機能を得ました。コンボが開発されるかな？コンボと言えば、｢呪文をプレイさせない｣機能も取り戻しました。地味にアーティファクト破壊も戻って来ていますね。また、上には書いていませんが一応エンチャントレスも白に戻っています。一言で言えば、｢非･ボードコントロール要素(主にコンボ要素)の充実｣でしょうか。
総合的には、トークン戦術を含むウイニー戦略には追い風ながらコントロールの色としての役割はかなり失われ、その代わりに戦闘・除去以外でのゲームメイク能力が与えられていると見ることができます。
http://mtgsalvation.com/magic-2010-m10-core-set-spoiler.html
というわけで、今回は第10版からM10への環境の変化を考察します。
長くなりそうなのでいくつかに分けます。まずは量の多い白だけを。
・失ったカード
《糾弾/Condemn》
《啓蒙/Demystify》
《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
《聖なる日/Holy Day》
《発光/Luminesce》
《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》
《法の定め/Rule of Law》
《物語の円/Story Circle》
《風生まれの詩神/Windborn Muse》
《神の怒り/Wrath of God》
・得たカード
《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》
《Baneslayer Angel》：3WW,5/5飛行魂絆先制攻撃,プロテクション(デーモン＆ドラゴン)
《Captain of the Watch》：4WW,3/3警戒,他の兵士を+1/+1,CIPで1/1兵士３体出す
《天界の粛清/Celestial Purge》
《Elite Vanguard》：《サバンナ・ライオン》の兵士バージョン,アンコモン
《Guardian Seraph》：2WW,3/4飛行,《ウルザの鎧》能力
《Harm’s Way》：W,インスタント,次の２点を移し変え
《Honor of the Pure》：1W,自分のクリーチャーだけ《十字軍/Crusade》
《Open the Vaults》：4WW,アーティファクトも戻せる《補充/Replenish》
《Planar Cleansing》：3WWW,土地以外全て破壊するソーサリー
《Silence》：キッカーの無くなった《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》
《Solemn Offering》：2W,ソーサリー,《解呪/Disenchant》+4点ゲイン
《白騎士/White Knight》
トークン戦略の普及により今までで最も輝いていた《栄光の頌歌》と、基本セットの代名詞《神の怒り》という２本の柱を失いましたが、前者は《十字軍》の上位互換というとんでもない存在によってそのスペースを補われました。ウイニークリーチャーも(これが何度目かわからないくらい)猛プッシュされており、それを後押しするかのように《黄金のたてがみのアジャニ》も収録されています。《雲山羊のレインジャー》にアンセムが付いたようなクリーチャーもいますね。
また、赤と黒に対する色対策とエンチャント破壊機能についてはそれぞれ上位種とも言えるカードが収録されています。
１マナのピン除去である《糾弾》は無くなりました。再録されるかと思われた《流刑への道》は何事もなかったかのようにスルーされたので、M11で再録されることを期待しておきましょう。また、《亡霊の牢獄》《風生まれの詩神》などで白に移ったかと思われた《プロパガンダ》能力も没収。そして最後の｢円｣であった《物語の円》もついにスタンダード環境からその姿を消すことになります。一言で言えば、｢コントロール要素の大幅な減少｣が見られます。
そんな中、なんと墓地からエンチャント･アーティファクトを場に戻す機能を得ました。コンボが開発されるかな？コンボと言えば、｢呪文をプレイさせない｣機能も取り戻しました。地味にアーティファクト破壊も戻って来ていますね。また、上には書いていませんが一応エンチャントレスも白に戻っています。一言で言えば、｢非･ボードコントロール要素(主にコンボ要素)の充実｣でしょうか。
総合的には、トークン戦術を含むウイニー戦略には追い風ながらコントロールの色としての役割はかなり失われ、その代わりに戦闘・除去以外でのゲームメイク能力が与えられていると見ることができます。
コメント
アーティファクト・エンチャントを場に戻すってやつは危険なにおいがぷんぷんしますねー
エスパーに入れればアーティファクトクリーチャーもまとめて帰ってきますし
ラスが抜けて環境がどう変化しますかねー
キスキンにとってはそうですけど、白黒トークンにとっては上位互換でもないですよね。苦花トークンに修整かからないし。
とした場合、白黒トークンは勢力がちょっと弱まるかなぁとか思ってみます。
代わりにキスキンが出てきたら問題はあまり変わらない気もしますが。
エスパーに入れる発想は無かった･･･すごい《目覚ましヒバリ》的な感じですね。
達人複数釣ったら竜巻でも死なないし面白いかも。
>角屋大黒さん
ごめんなさい、最初から白単前提で書いてました。白黒トークンはダメランもアンセムも落ちるのでもう無理な気がします。
最近はどっちかというとキスキンの方が安定して勝ってるイメージがあります(大阪だけかな？)