M10導入に関する考察―青
2009年7月1日 TCG全般 コメント (2)続いては青です。
・失ったカード
《ブーメラン/Boomerang》
《脱出/Evacuation》
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn》
《機械の行進/March of the Machines》
《ふるい分け/Sift》
《時間の把握/Telling Time》
《連絡/Tidings》
・得たカード
《加工/Fabricate》
《Illusionary Servant》:1UU,3/4飛行,対象になったらサクる
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
《ジャンプ/Jump》
《Merfolk Sovereign》 :マーフォークの新ロード
《思考の泉/Mind Spring》
《変身/Polymorph》
《思案/Ponder》
《時間のねじれ/Time Warp》
青は駄目だとか死んだとか言われていますが(というか自分も言いましたが)、どうでもいいカードが落ちてどうでもいいカードを得たので「全然強くなってない」という感じを受けているだけだと思います。現代の基本カウンター2種(《霊魂放逐/Remove Soul》と《否認/Negate》)は健在ですし、ドローやライブラリー操作はむしろ強化されているのではないでしょうか?
確かに大量ドローは《思考の泉》という効率の悪いカードにされてしまいましたが、実際《連絡/Tidings》を積むデッキよりも《ジェイス・ベレレン》を使う方が多そうですし、《時間の把握》の代わりに基本入りした《思案》も十分に強いカードです。ただ、墓地に落とせる《ふるい分け》が無くなったのでリアニメイトには逆風でしょうか。《マーフォークの物あさり》がいるから問題なさそう、というかこいつで十分だと思いますが。
失ったカードを見てみると、主にバウンスが消えていることがわかります。《ブーメラン》が使われるときは基本的に「擬似土地破壊」としての機能を見込まれることがほとんどで、現在のスタンでも続唱バウンスで採用されていますね。《涙の雨》のような確定土地破壊だけではなく、擬似的なマナ妨害も許さないということでしょうか。さらに、複数バウンスも軒並み失われました。やる気デストラクションは組ませない方針なのかな?
飛行巨大クリーチャーの役割はもはや赤と黒のものになったのでしょうか、《マハモティ・ジン》も去ってしまいました。
そして復活してきたカードは《時間のねじれ》、《変身》、《加工》などなんだかコンボ的な臭いを感じさせる面々です。白のときも似たようなことを書きましたね。もしかするとWizardsはコンボデッキを組ませたいのでしょうか?まあ、《ねじれ》はPWと相性が良かったり《加工》はコントロールのシルバーバレット戦術にも採用できる(かつてはそのような使われ方でした)など、普通に使っても悪くなさそうではあります。部族ロードは白ほど優遇されていない(マーフォークは自身含め3種しか収録されていません)ので、自分のようなマニア向けでしょうね。
総合的には、カウンターとドローについては強化もされていませんが特に弱体化もしておらず、クセがなく使いやすいカードがいくつか収録されているおかげで「基本セットの青の割には」構築で使いやすいのでは?と思われます。コンボ向けカードもちらほら見られるので、前評判よりはゴミ扱いされることはないと思います。個人的には10版の青よりマシ。結局ジャンプの印象が強すぎるのと、白や赤の強化が激しすぎるために相対的に弱く見えているだけですね。
・失ったカード
《ブーメラン/Boomerang》
《脱出/Evacuation》
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn》
《機械の行進/March of the Machines》
《ふるい分け/Sift》
《時間の把握/Telling Time》
《連絡/Tidings》
・得たカード
《加工/Fabricate》
《Illusionary Servant》:1UU,3/4飛行,対象になったらサクる
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
《ジャンプ/Jump》
《Merfolk Sovereign》 :マーフォークの新ロード
《思考の泉/Mind Spring》
《変身/Polymorph》
《思案/Ponder》
《時間のねじれ/Time Warp》
青は駄目だとか死んだとか言われていますが(というか自分も言いましたが)、どうでもいいカードが落ちてどうでもいいカードを得たので「全然強くなってない」という感じを受けているだけだと思います。現代の基本カウンター2種(《霊魂放逐/Remove Soul》と《否認/Negate》)は健在ですし、ドローやライブラリー操作はむしろ強化されているのではないでしょうか?
確かに大量ドローは《思考の泉》という効率の悪いカードにされてしまいましたが、実際《連絡/Tidings》を積むデッキよりも《ジェイス・ベレレン》を使う方が多そうですし、《時間の把握》の代わりに基本入りした《思案》も十分に強いカードです。ただ、墓地に落とせる《ふるい分け》が無くなったのでリアニメイトには逆風でしょうか。《マーフォークの物あさり》がいるから問題なさそう、というかこいつで十分だと思いますが。
失ったカードを見てみると、主にバウンスが消えていることがわかります。《ブーメラン》が使われるときは基本的に「擬似土地破壊」としての機能を見込まれることがほとんどで、現在のスタンでも続唱バウンスで採用されていますね。《涙の雨》のような確定土地破壊だけではなく、擬似的なマナ妨害も許さないということでしょうか。さらに、複数バウンスも軒並み失われました。やる気デストラクションは組ませない方針なのかな?
飛行巨大クリーチャーの役割はもはや赤と黒のものになったのでしょうか、《マハモティ・ジン》も去ってしまいました。
そして復活してきたカードは《時間のねじれ》、《変身》、《加工》などなんだかコンボ的な臭いを感じさせる面々です。白のときも似たようなことを書きましたね。もしかするとWizardsはコンボデッキを組ませたいのでしょうか?まあ、《ねじれ》はPWと相性が良かったり《加工》はコントロールのシルバーバレット戦術にも採用できる(かつてはそのような使われ方でした)など、普通に使っても悪くなさそうではあります。部族ロードは白ほど優遇されていない(マーフォークは自身含め3種しか収録されていません)ので、自分のようなマニア向けでしょうね。
総合的には、カウンターとドローについては強化もされていませんが特に弱体化もしておらず、クセがなく使いやすいカードがいくつか収録されているおかげで「基本セットの青の割には」構築で使いやすいのでは?と思われます。コンボ向けカードもちらほら見られるので、前評判よりはゴミ扱いされることはないと思います。個人的には10版の青よりマシ。結局ジャンプの印象が強すぎるのと、白や赤の強化が激しすぎるために相対的に弱く見えているだけですね。
コメント
黒に夜の囁きに近いカードがありますし、ドローの役割は最早青だけのものではないのかもしれませんね・・・
本文にも書きましたが、《連絡/Tidings》がなければならないデッキって滅多に無いと思うんですよね。現状でも大会結果などを見る限り、せいぜいお守り程度の1枚挿しが関の山ですし。
ラスも落ちましたから、ボードコントロール+カウンター+ドローみたいなデッキは存在しづらくなるので尚更気にならなくなると思いますよ。
強いドローカードは個別エキスパンションの方に期待しましょう。青が強いのは大抵の場合エキスパンションのおかげですし。