M10導入に関する考察―アーティファクト・土地
2009年7月8日 TCG全般色別考察の最後は無色。
・失ったカード
(アーティファクト)
《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》
《彩色の星/Chromatic Star》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《氷の干渉器/Icy Manipulator》
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
《石臼/Millstone》
《精神石/Mind Stone》
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》
《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
(土地)
ダメージランド全10種
ミシュラランド5種
・得たカード
(アーティファクト)
《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》
(土地)
M10ランド5種:対応する基本地形をコントロールしていなければタップインの2色ランド
《Gargoyle Castle》:5,T,生け贄で3/4飛行トークンを出す
もはや無色マナでの恒久的なマナ加速を行うことはできませんし、苦花トークンがハンマーを持って殴ってくることもありません。
《ボトルのノーム》は戦闘ルール変更で弱体化しましたが、それでも消えるのは惜しい存在です。せっかく《Gargoyle Castle》という、この上ない相棒が現れたのに《世界のるつぼ》も消えてしまいました。ただでさえコントロールは弱体化してるのに、このくらいのエンジンは残してあげてもバチは当たらないと思うんですけどね。
ナイスサイドであった《剃刀毛のマスティコア》もさようなら。かなり丁度いいバランスのカードだったので勿体ないなあという感じです。
それらの代わりに得たアーティファクトにはロクなものがなく、(少なくとも構築的観点では)どうでもいい装備品が増えたりしただけです。《ダークスティールの巨像》も一応注目カードに挙げておきましたが、ぶっちゃけ普通に運用するデッキとか無いでしょう。トロンもないし、コンボデッキ専用です。《変身》から出すにしても、今なら《大祖始》の方が優れてるしなぁ・・・。
土地についてもかなり厳しい状況です。1ターン目に2色のマナを両方利用することを考えたデッキの構築は非常に困難になりました。
対抗色のデッキ(特にビートダウン)を安定して運用することもかなり厳しくなります。具体的には白黒トークンや緑黒エルフですね。
前者は《栄光の頌歌》も失いますし、後者は《護民官の道探し》に加えて《樹上の村》まで失いますので、これら2つはそもそもデッキ自体が成立しなくなりそうです。タッチ《妄信的迫害》のキスキンは《悪臭の荒野》でなんとかなる・・・かな?さすがに4枚では厳しいですかね。
1マナ域をメインカラーのみで構成できる友好2色のデッキは、土地からダメージを受けない分だけ使いやすくなるかもしれません。・・・とは言っても、そんなデッキは現環境ではほとんど見かけないですね。フェアリーくらいかな?ただ、フェアリーが1ターン目に出したい色は黒なので、ちょっとだけ噛みあわないのですが・・・でも部族ランドがあるから問題ないですね。ブロック構築の時も大丈夫だったし。
《Gargoyle Castle》はマナフラッドを防ぐという意味でかなり強そうに見えますが、PtEで死ぬのは仕方ないにしてもバウンスに無力というのは残念。青命令で何かのついでに完全に対処されてしまいますから、「カウンターされない」ことの強みが少ないんですよね。
総合的に見て、使い勝手の良いアーティファクトが減ったことにより色の役割が強調されたように見えます。マナ加速や土地回収は緑、サイズアップ+ライフゲインは白緑、ダメージによる除去は赤、ライブラリー破壊は青・・・というように。
色マナ供給の面ではビートダウンは上で書いたとおり若干制約が厳しくなり、コントロールはLRWが落ちるまではごまかせそうですが、鮮烈とフィルター、反射池が落ちてからどうなるのか・・・。そしてコントロールがラスを失ったのと同様にビートダウンも《樹上の村》を失って痛み分け。
LRW落ちまではコントロールの方がマナベース的な意味で優位ですが、M10で追加されたカードにはビート向けカードも多いのでほどよくバランスは取れてるのかな。そんな感じ。
・失ったカード
(アーティファクト)
《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》
《彩色の星/Chromatic Star》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《氷の干渉器/Icy Manipulator》
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
《石臼/Millstone》
《精神石/Mind Stone》
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》
《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
(土地)
ダメージランド全10種
ミシュラランド5種
・得たカード
(アーティファクト)
《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》
(土地)
M10ランド5種:対応する基本地形をコントロールしていなければタップインの2色ランド
《Gargoyle Castle》:5,T,生け贄で3/4飛行トークンを出す
もはや無色マナでの恒久的なマナ加速を行うことはできませんし、苦花トークンがハンマーを持って殴ってくることもありません。
《ボトルのノーム》は戦闘ルール変更で弱体化しましたが、それでも消えるのは惜しい存在です。せっかく《Gargoyle Castle》という、この上ない相棒が現れたのに《世界のるつぼ》も消えてしまいました。ただでさえコントロールは弱体化してるのに、このくらいのエンジンは残してあげてもバチは当たらないと思うんですけどね。
ナイスサイドであった《剃刀毛のマスティコア》もさようなら。かなり丁度いいバランスのカードだったので勿体ないなあという感じです。
それらの代わりに得たアーティファクトにはロクなものがなく、(少なくとも構築的観点では)どうでもいい装備品が増えたりしただけです。《ダークスティールの巨像》も一応注目カードに挙げておきましたが、ぶっちゃけ普通に運用するデッキとか無いでしょう。トロンもないし、コンボデッキ専用です。《変身》から出すにしても、今なら《大祖始》の方が優れてるしなぁ・・・。
土地についてもかなり厳しい状況です。1ターン目に2色のマナを両方利用することを考えたデッキの構築は非常に困難になりました。
対抗色のデッキ(特にビートダウン)を安定して運用することもかなり厳しくなります。具体的には白黒トークンや緑黒エルフですね。
前者は《栄光の頌歌》も失いますし、後者は《護民官の道探し》に加えて《樹上の村》まで失いますので、これら2つはそもそもデッキ自体が成立しなくなりそうです。タッチ《妄信的迫害》のキスキンは《悪臭の荒野》でなんとかなる・・・かな?さすがに4枚では厳しいですかね。
1マナ域をメインカラーのみで構成できる友好2色のデッキは、土地からダメージを受けない分だけ使いやすくなるかもしれません。・・・とは言っても、そんなデッキは現環境ではほとんど見かけないですね。フェアリーくらいかな?ただ、フェアリーが1ターン目に出したい色は黒なので、ちょっとだけ噛みあわないのですが・・・でも部族ランドがあるから問題ないですね。ブロック構築の時も大丈夫だったし。
《Gargoyle Castle》はマナフラッドを防ぐという意味でかなり強そうに見えますが、PtEで死ぬのは仕方ないにしてもバウンスに無力というのは残念。青命令で何かのついでに完全に対処されてしまいますから、「カウンターされない」ことの強みが少ないんですよね。
総合的に見て、使い勝手の良いアーティファクトが減ったことにより色の役割が強調されたように見えます。マナ加速や土地回収は緑、サイズアップ+ライフゲインは白緑、ダメージによる除去は赤、ライブラリー破壊は青・・・というように。
色マナ供給の面ではビートダウンは上で書いたとおり若干制約が厳しくなり、コントロールはLRWが落ちるまではごまかせそうですが、鮮烈とフィルター、反射池が落ちてからどうなるのか・・・。そしてコントロールがラスを失ったのと同様にビートダウンも《樹上の村》を失って痛み分け。
LRW落ちまではコントロールの方がマナベース的な意味で優位ですが、M10で追加されたカードにはビート向けカードも多いのでほどよくバランスは取れてるのかな。そんな感じ。
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