毎度おなじみの新セット評価。
の前に、まずはエルドラージ覚醒の見直し。
(参照:http://police.diarynote.jp/201007140046455678/
1:《墓所のタイタン/Grave Titan》
2:《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》
3:《惑いの迷路/Mystifying Maze》
4:《破壊的な力/Destructive Force》
5:《耕作/Cultivate》
6:《霜のタイタン/Frost Titan》
7:《予感/Foresee》
8:《強情なベイロス/Obstinate Baloth》
9:《水晶球/Crystal Ball》
10:《リリアナの死霊/Liliana’s Specter》

《予感/Foresee》(笑)《水晶球/Crystal Ball》(笑)
今見るとリミテッドランキングかよって感じですねw《原始のタイタン/Primeval Titan》も入っていませんし。
とはいえまあ他に入れるようなカードも無いので仕方ないか。マナリークくらいですかね。

そして本題、新セットの「ミラディンの傷跡」からTOP10です。
選択基準はいつも通り構築環境での評価で。かつて大暴れしたブロックの名を冠した、マジック初となる純粋な「続編」エキスパンション。金属と毒が飛び交う不可思議なこのセットの中から、次の環境で活躍する1枚を選び出すことはできるのか?

【10位】《レオニンの裁き人/Leonin Arbiter》
ライブラリーのシャッフルというのはその大半以上がマナソースの獲得のために行われるわけですが、マナを得る行為にマナを要求して縛るというのはデザインとして非常に優れています。自分のデッキ構築にも注意が必要になりますが。
良サイドカードで、環境によってはメインボードも有りえるでしょう。逆に《トンネルのイグナス/Tunnel Ignus》はダメですね。ライフでは序盤に相手の行動を縛ることはできません。

【9位】《皮裂き/Skinrender》
「《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》が黒になって帰ってきた!」
と前回のノリで思わず言ってしまいそうになりますが、タンカヴーとは大きく異なる点もあります。
ダメージではないので破壊されないクリーチャーにも効きますし、射程圏外のサイズを持つクリーチャーも一気に縮めることができるのでダメージレースでは十分有利になれます。なんとかして黒いデッキを組みたくなりますね。

【8位】《起源の波/Genesis Wave》
アドバンテージの塊。大量のマナを出せるエルフなどでは既に採用されているようですね。
戦場に出せるのがXマナ以下という縛りをいかにクリアしてデッキを組むかが問われます。何か面白い使い方がありそうですね。

【7位】《マイアの貯蔵庫/Myr Reservoir》
マナブースト兼墓地回収を行える器用なアーティファクト。
コストの割にそれぞれの効果のパフォーマンスが高く、マイアデッキを組んでみようと思わせてくれます。《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》を使いまわせるとカッコイイですね。
とはいえ、まだマイア自体が少ないので次以降でさらに強いマイアが追加されることに期待したいところ。

【6位】《記憶殺し/Memoricide》
《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》から秘儀が消えてすっきり。
つい最近まであった《思考の大出血/Thought Hemorrhage》は2色縛りということで使えるデッキが非常に限られていましたが、これならばちょっと黒をタッチするだけでどんなデッキでも使えます。特定のカードに依存するデッキがそれなりに環境に存在するので、良サイドカード。タイタンを抜きたい。

【5位】《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》ほど派手な効果ではないので一見地味ですが、装備品自体が装備するためのクリーチャーを供給してくれるというのは何気に革新的ですね。
環境的に非常に強い青と緑に対するプロテクションというのも大きい。

【4位】《金属海の沿岸/Seachrome Coast》などの2色地形
久しぶりに1ターン目から2色を出せる特殊地形が登場しました。ビートダウンなのにタップインばかりでストレスフルな序盤を過ごす・・・ということも減るのではないでしょうか。
土地の強弱は環境の速度を規定する大きな要素になるので、非常によく見るカードになるでしょう。最近の土地は通常レアなおかげで安く手に入ってありがたいですね。

【3位】《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》
さすがにプレイヤーにまで打てると世界が変わりますね。
当然盤面を制圧するという意味でも強いのですが、盤面で牽制したり単純に再生で止めたりしながら本体に2~3発飛ばして強引に勝つ、という使い方もできるのは大きいです。
除去能力を持つ大型クリーチャーということでコントロールでも使いたいのですが、クリーチャー数の調整がちょっと難儀ですね。

【2位】《槌のコス/Koth of the Hammer》
ついに赤単色で4マナのPWが登場しました!
PWの評価ではまず4マナ以下か否かが一番大事です。4マナ以下のPWは基本戦略として組み込めますが、5マナを越えるとどうしても補助的な役割に留まってしまいますからね。
とはいえ4マナ以下でも弱かったら意味無いんですが・・・コスさんは十分強いですね。最もシンプルな使い方でも除去耐性のある4マナ4/4ヘイストですし、山の枚数によってはマナブーストも可能です。奥義も現実的に届く範囲ですし、赤単色の4マナPWとしては十分すぎるくらいのカードーパワーでしょう。

【1位】《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
なぜ無色6マナでこれだけハイスペックなんでしょうか。おかしくない?
正直、6マナが現実的に出せるあらゆるデッキに1枚以上投入されるレベルの強さだと思います。
環境的に《糾弾/Condemn》が弱い(タイタン、エルドラージなどのせい)ことがさらに追い風になっていますね。《全ては塵/All Is Dust》との相性も見逃せません。最近のプレリカードは強いですね。

今回も多少の趣味評価を交えつつ評価を行ってみました。
3種類もPWがいたのですが、1種類しかTOP10に入れることはできませんでしたねー。今回は全体的にPWの強さ抑え気味のように見えます。除去が弱めの環境なので、これ以上強いPWが増えたらヤバいからでしょうかね。

では、そんな感じで。ちょっと遅くなりましたが恒例の新セットTOP10をお送りしました。次回更新からは新しいスタンダードのデッキを公開する予定です。

コメント

SP
2010年10月7日3:34

剣は微妙だと思います。実際に相手にしてみると本体に攻撃通すこと自体があまりないので。
中速ビートのミラーマッチでは猛威をふるいそうではありますが、中速ビートが生き残れるのかという不安も。
2色土地は教主と入れ違いなのが残念でならない。

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