BCLプレミアムリーグ下半期 優勝レポ
BCLプレミアムリーグ下半期 優勝レポ
BCLプレミアムリーグ下半期 優勝レポ
先日の速報日記には皆さん、大量のお祝いコメントありがとうございました。
見るたびに「!」が増え続けて笑ってしまいましたがw

デッキは当然マーフォーク。このタイミングで変える意味ないですからね。
デッキリストは以下の通り。
『Merfolk Returns』
土地:21
13《島/Island》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《変わり谷/Mutavault》

クリーチャー:22
4《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》
3《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
3《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign》

スペル:17
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
3《行き詰まり/Standstill》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

サイドボード
3《呪文貫き/Spell Pierce》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
4《水没/Submerge》
3《水流破/Hydroblast》
2《真髄の針/Pithing Needle》

メインは今月ずっと使っているこの形に何の不満も無かったので変更無し。
サイドだけ、参加資格者16名にゴブリンがほぼ99%いないこと、サバイバルが2〜3名、Zooも2名いることがほぼ確定なので《真髄の針》をサイドに。水流破4枚目と十手3枚目はメタゲームの関係上不要そうだったのでそこと入れ替え。
この半年間培った全ての経験と知識を武器に、いざ頂上へ!

Round1:ローム(キモロンさん)
1-1:後手、1マリ。たぶんローム系のデッキだと思ったので相手初動の《燃え立つ願い》は一応Willで。《森の知恵》は通るが盤面に影響与えるカードが多いデッキではなさそうなのでそこまで警戒せず。その後《珊瑚兜の司令官》レベルMAXとキャッチャーで殴っていくものの《叫び大口》が通ってしまい司令官を失う。ただハンドにずっと2枚目がいたのでサッサと出してまた育て切り、十手付けてパンチ。相手がダメージ計算ミスって展開してくれたのでそのまま勝ち。

1-2:ロームで縮んだ《土を食うもの》を十手で落とす美味しいプレイ。さらに相手の不毛をケアしてハンドに特殊地形を溜めてもまだ十分マナが出せる完璧なドロー。《無のロッド》で薬瓶と十手が止まったけどもう勝ったかな、と思っていると相手から渾身の《壊滅的な夢》X=5!!こちらの島5枚とともに魚3匹が吹き飛び、手札に残ったのは谷と不毛だけ。一応2点は殴り、あと1まで追い詰める。が、その後島を全く引かず、《蟲の収穫》まで繋がってしまい、まさかの逆転負け。

1-3:こっち1マリ、相手ダブマリ。珊瑚兜とアトランティスしかいないのに島1枚しかマナが無いハンドをキープしてしまうという痛恨のミスをしてしまうが、相手もしばらく土地を引かず、こちらの島が間に合う。出てきたガドックもチャンプさせて処分し、《無のロッド》は出てきたもののあまり関係なくそのままがっつり殴って勝ち。
終わった後にサイドプランを完全に間違えていたことに気付く。十手とか薬瓶を減らしてピアスを入れるべきだった。
○×○
1-0-0

Round2:ダークスレッショルド(自決さん)
2-1:後手ダブマリ。てっきりANTだと思っていたのでこの時点で負けた気でいたが、相手の初動はフェッチ→トロピからの《敏捷なマングース》。カナスレ・・・?と思いきや、次のターン《闇の腹心》。とりあえずデイズで。その後、こちらのクリーチャーを《悪魔の布告》《恐ろしい死》などで1:1交換を繰り返されるものの、マングースは相打ちを誘って処理し、上からどんどんロードを引き込んで最終的にはメロウが1匹生き残り、なんとか殴り勝ち。

2-2:相手1マリ。《真髄の針》で《珊瑚兜の司令官》のレベルアップが封じられるが、3マナロードを沢山引いていたので素のままガリガリ殴って勝ち。
○○
2-0-0

Round3:チームアメリカ(教祖様)
ここで身内斬りに定評のある教祖様とマッチアップ。実はここのチーアメとの対戦は公式戦で今まで一度も勝ってないです。サイドの疫病4枚が・・・。
3-1:先手。《思考囲い》スタートされるものの、先手の利+メインでの相性の良さを活かせてライフ20のまま勝ち。

3-2:やはり《思考囲い》でアトランティスを抜かれ、さらにもう1発。ハンドがボロボロになったところで《墓忍び》《タルモゴイフ》両方通ってしまい、さすがにダメージレースにならず負け。

3-3:相手ダブマリ。こちらは谷×2と薬瓶で攻めのキープ。これが無事着地し、順調に展開。最終的に珊瑚兜レベル4とキャッチャーの場になり、相手ライフ9のところで《仕組まれた疫病》が通る。が、返しに谷2枚起動して4体でアタックし8点削って残り1にし、さすがにそのまま勝ち。珊瑚兜の強さに惚れる。
○×○
3-0-0

Round4:青緑サバイバル
4-1:後手、相手1マリ。相手《貴族の教主》からの2T目《ヴェンディリオン三人衆》の最悪のパターンだが、なんとかデイズで回避。
《野生の雑種犬》は出てくるがサバイバルは顔を見せず、犬×2とルートワラとこちらの珊瑚兜でダメージレースで一瞬負けかけるが、相手の手札を可能な限り多く消費させ、フルパンして手札全て捨ててもギリギリライフ1残る盤面まで持ち込み、逆転して勝ち。

4-2:教主からの1マナ余らせての2ターン目サバイバル。多分Willかピアス構えてんだろうなーと思いつつWillを打たざるを得ないが、案の定ピアスで通される。こうなってしまうとどうしようもなく、そこから蔦をグルグル回して4体突っ走って来て負け。こういう動きをされると流石にデッキ強いなーと思わされる。

4-3:不毛+薬瓶スタート。その後、なんと不毛を連続で2枚引いて島を一切引かず。相手もサバイバルは出ないが犬2体で4点クロックを。こちらも必死で薬瓶から出した珊瑚兜2匹を順番にレベルMAXまで上げて4点ずつ殴り、最終的に2匹揃って10点クロックを構築。相手がたまらずサバイバルで《不可思議》をサーチし墓地に落とし、犬でキャッチする構え。・・・え、でも島コントロールしてないよね?
ブロックしようとする相手に島が無いことを指摘し、そのままちょうど10点殴りきって勝ち。島がないと飛べないことを知らなかったらしい。えーw
○×○
4-0-0

全勝で予選ラウンド1位抜け。
残りの3人はキモロンさん、教祖様、R4の相手で既に全員一度当たってる相手。

準決勝:ローム(キモロンさん)
S-1:先手キャッチャースタート。ハンドにデイズもあったのである程度スペルはケアできると思い、銀エラと珊瑚兜を追加したところで返しに1マナ余らせて《壊滅的な夢》X=3。しかも落ちたカードがロームと土地2枚で若干ヤバ目だけど、キャッチャーとデイズの2枚体制でなんとかカウンター。一応ハンドに土地とアトランティスを残してあったのでケアはできてた。その後上からWillも引いてきて万全の体制になり、そのままWillを切ることもなく殴りきって勝ち。

S-2:相手1マリ。その後の動きも芳しくなく、特に何をされるわけでもなく4点クロックでガンガン殴って勝ち。
○○

決勝進出!そしてもう一方のチーアメVS蔦サバイバルではチーアメが勝ち、決勝は自分vs教祖様に。なんという身内対決・・・。

決勝戦:チームアメリカ(教祖様)
F-1:先手、こっち1マリ相手ダブマリ。こちらは薬瓶×2でスタートし、十手も設置するが返しの囲いでアトランティスを抜かれる。珊瑚兜に装備して殴るとピッチで《殺し/Snuff Out》。そしてヒムを通されてついに手札がカラに。それでもなんとか上からクリーチャーを引き込み、メロウが辛うじて生き残り相手が除去もタルモも引かず、勝ち。

F-2:確か薬瓶スタート・・・だったはず。クリーチャーとカウンターのバランスが完璧なハンドだったので珍しくヒムにWillを打ち、無事カウンター。その後は相手の挙動にこちらのカウンターが全て完璧に噛み合い、もうカウンター無いだろうという雰囲気でプレイされた《墓忍び》をデイズで、さらにその後の必殺《仕組まれた疫病》もハンドに残していたピアスで完全に捌く。そして上からアトランティスを2体連続で引き込み、合計3枚。あとはひたすら薬瓶からアトランティスを追加して殴り続け、対処されずに勝ち。
○○

ということで、予選ラウンド4-0からの決勝ラウンド2-0で全勝優勝しました!
商品として《Mox Ruby》を頂きました。ありがとうございます。

思えばちょうど去年の今頃、Finalsで東京に行っている時に特価のWillを4枚まとめ買いしてレガシー参入を決心し、そこから少しずつ不毛も揃えていって最終的に自分のカードでデッキが組めるようになったのでした。
レガシーの大会自体は1月にちょっと出たきり6月まで出てなかったのですが、『エルドラージ覚醒』発売後に《珊瑚兜の司令官》が加わってからは本格的に参戦し、BigCupLegacyの下半期大会にも可能な限り出場してきました(一回だけ行けませんでしたが)。

BCLではいつも優勝にはあと一歩のところで手が届かず悔しい思いをしていましたが、最後の最後のプレミアムリーグで強豪たちを相手に最高の結果を残すことができて、とても嬉しく思います。
当たり運、引き運の良さにも助けられた部分はありますが、それでも今まで全く勝てなかった先輩のチーアメやメタど真ん中の蔦サバイバルにもしっかり満足のいくプレイングで勝つことができた自分を褒めてあげたい。

来月(というか来年?)からまた禁止・解除で環境が変わりますが、これからもレガシーを楽しんでいきたいと思います。それでは、今日もお昼からEternal Partyトライアルがあるのでこのへんで。

(※追記・冬コミ宣伝)
「金曜日 東地区 "U" ブロック 03a『大阪大学SF研究会』」にて、MTG本を出します。
僕の担当記事は「出張版『ポリスの思考手帖』-マーフォークから始めるレガシー入門-」と題して、初めてレガシーに取り組もうとされる方への指南に加え、マーフォーク相手のプレイング・対策も惜し気もなく公開しています。
残念ながら僕自身は会場には行けませんが、よろしければ足を運んで頂ければ幸いです。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索