結局ずっと起きてウェブキャスト見てました。

チーム戦決勝ではスタン、モダン、レガシーともに勝利して完全優勝。
個人戦決勝ではイヤナガ選手の8タイタン型ケッシグウルフラン(ノーヴァラクート)が優勝を果たしました。

チームと個人の二冠は2005年以来でしょうか?非常にめでたいですね!おめでとうございます!

いやー、TOP8にCFB勢の鋼デックが4人残ってしかも全員バラバラのブロックに配置されたとあって一時はどうなることかと思いました。場合によってはTOP4が全員CFBで完全支配とかになりかねませんでしたからねw

イヤナガ選手の使っていた8タイタン型のケッシグは動きがものすごく安定していて、普段あまりビッグマナを使わない自分にも魅力的に感じました。とりあえずデッキリストを確認しましょう。

Iyanaga Jyun’yaの『No Valakut』
土地26
4《銅線の地溝/Copperline Gorge(SOM)》
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M12)》
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
3《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》
6《山/Mountain(M12)》
5《森/Forest(M12)》

クリーチャー14
1《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》
4《業火のタイタン/Inferno Titan(M12)》
4《原始のタイタン/Primeval Titan(M12)》

スペル20
4《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《ショック/Shock(M12)》
2《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
2《小悪魔の遊び/Devil’s Play(ISD)》
4《不屈の自然/Rampant Growth(M12)》
4《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》
3《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》

サイドボード
4《秋の帳/Autumn’s Veil(M12)》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
1《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》
1《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
1《内にいる獣/Beast Within(NPH)》
2《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
2《解放の樹/Tree of Redemption(ISD)》


今の環境的に強い《感電破/Galvanic Blast》(+ショック)が5枚体制で、しかもそれなりに高確率で金属術も達成できてフィニッシュにも使えるのは素晴らしい!実際、決勝2戦目ではまさかの4枚全打ちで本体16点!という歴史的な名シーンまで生み出しましたw

観戦インタビューで本人も語っているように、このデッキは「安定性」が全てのようですね。2マナ→4マナ→6マナのスキップを安定して行えるように、2マナ加速が8枚、4マナ加速が4枚入っています。一般的によく使われる《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)》ではなく確実にマナの伸びる《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》を採用している点に好感が持てますね。これと身代わり、墨蛾を合わせることで金属術もちょくちょく達成することが可能になります。

マナが伸びるのでケッシグ素引きを求めてか、3枚とやや多め。そして極めつけは赤と緑のタイタン8枚体制!決勝トーナメントを見ている限りではどちらかと言うと赤タイタンがほぼゲームを決めていたイメージがあります。本当に生物環境での赤タイタンの強さは頭がおかしいレベルですね。伸ばした6マナを確実に使えるようになっています。
《小悪魔の遊び/Devil’s Play(ISD)》も僕が大好きなカードです。以前も書きましたが、やはり柔軟なX除去として使いつつ本体に確実に打てるのは強いですよね!マナの伸びるコントロールにぴったりのカードだと思います。

2→4→6のこの動きはなんとなくランパンジャンドを思い起こさせますね(やってることは全然違いますが)。
そして物凄く割り切ったビートメタ構成で非常に大振りなので、クロックパーミッションではないヘビーなコントロールにはかなり弱そうです。まあ、そのためにスラーンがサイド後3枚体制+《秋の帳》もガン積みなんでしょうね。黒緑剣もあるし。
何よりデッキが安い!PWが無い上に採録神話レアばかりなので、墨蛾と身代わりを持っているならば大した追加投資なしに構築できそうです。

あとは関係ないですが八十岡プロのモダンデッキテクの記事がとてもイケてるので是非読みましょう。(http://coverage.mtg-jp.com/worlds11/article/002574/

「しかし、日本には、

八十岡 翔太がいた。」

かっこよすぎ。

コメント

KBTKN
2011年11月21日13:58

感電破を活かす発想がいいよね
後ろ向きじゃなくプラスに

さんた
2011年11月21日14:39

このデッキ相手だと、あのカナスレはキツイよね…

ポリス
2011年11月21日19:50

>シコザル先輩
このデッキで一番気に入ったのはそこですね。2-4-6ラインも8タイタンも素晴らしいですけど、感電破が無理なく金属術できるこの構成が素敵。

>さんたさん
普通のケッシグには相変わらず余裕だと思いますけど、さすがにショック5枚に金屑3枚にタイタン4枚だと何か通っちゃいますねw
たぶんしばらくの間は神束系デックに人権は無さそうです。

ヨッシー
2011年11月22日14:28

本体16点とか伝説過ぎます!
思わず、8タイタン、ポチッてしまった(笑)。
後悔はしていない。
ともかく、めでたいですね。

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