勝つことが好きな人々へ
2012年5月22日 日常 コメント (25)久々にDNで流行した「お題」シリーズの好きなプレイとか嫌いなプレイの話題。
最初は特に面白い回答が思いつかなかったのでスルーしてたけど、思ったより広まってた(レガシー界隈で止まると思ってた)ので改めて考えてみた。
でも、やっぱり僕個人としてはそこまでマジックのプレイに関して好き嫌いは無い方かなーと思います。デッキとかカードや色の好き嫌いはあるけど。
使っているデッキ傾向からはだいたいクロパ戦略が好きだと思われている(魚、ジャンド、カウブレ、デルバーなど)と思いますが、ビッグマナとかコンボも好きですからね。トロンとかANTとか。
ビート対決で緻密なプラン立てて頭使うのも楽しいし、コントロール相手に「○○持たれてたら知らん!」って割り切ってプレイするのも好き。
細い道筋を辿って勝利を手繰り寄せたこともあれば、アホみたいなプレイミスをして勝ちそうなゲームを逃してしまったこともあるし。それはそれで次回に生かせるから別にいいんです。
それはそうとして、大勢の人の回答を見たときにいくつか気になったものがあります。それは、端的に言えば「ミスった相手に負けるのが嫌い」って内容。
まあ言いたいことは分かるし自分もかつては同じようなこと書いたり言ったりした気がするので別に駄目とは言いませんが、結局ミスをした相手にそれでも負けるってことは根本的にデッキの差(相性や完成度)だったり、それまでの展開で蓄積されてきたリソースの差だったりで負けてるということなので、それは仕方ないんじゃないかなーと思います。
トップデッキによる負けだって、もちろんトップデッキした方はたまたま上手くいっただけかもしれないし、もしかしたら厳密に考えて「○○を…ターン以内に引きこんだ場合のみ逆転が可能なので、それだけを目指してプレイしよう」と考えて行動した結果のトップデッキだったのかもしれません。
もっと言えばゲームの途中にも「お互いが気付いていない」トップデッキってあると思うんです。
たまたまAのハンドに対処手段のないカードをBが引いてきて、それを元々プレイしようと思ってたカードの代わりにプレイし、そのまま勝ってしまうとか。
直前のターンまでAのハンドにはプレイすれば現時点で勝ちが確定してしまうスペルがあったんだけど、たまたまそれをプレイされる1ターン前にBがその対抗手段となるカード(や、それをプレイ可能にするような土地など)を引きこんでいて対処できた、とか。
結果としてはどちらも単純に1:1交換を行っているだけなのですが、両方のドローを知っている第三者がいれば「Bさんはラッキーだなー」と感じると思います。しかし、そのことはAとBの二人とも知ることなくゲームを終えます。
結局ゲームの勝ち負けなんて様々な場面での互いのカードの噛み合いが全てなわけで、たまたま目に付いた場面だけを挙げて運だけで負けた…と言ってしまうのは、このゲームを理解していないように思えます。
そんなことを考えていると、以前「高潮の」さんが翻訳していたPVの記事をふと思い出しました。
この中の「#3 「権利」の感覚をもとに行動してしまう」という部分。簡単に言うと「自分の努力は報われるべきだし、誤った選択をした相手には相応の報いがあると信じて(=さっきミスった相手が都合のいいドローなんてしてるわけない、と思い込んで)プレイするとだいたい負ける」という感じです。
ミスった相手、もっと言えば自分より「格下」だと心の中で認定した相手には勝って当然だし、そんな相手が有効なドローをして自分に勝つなんて許されてはならない。
そんな感じのことを思ってる人はやっぱ結構いるのかなーと思いました。無意識にやってしまいがち(たぶん自分でもやってる)なので、気を付けて直ることなのかどうかもわかりませんが…。
ミスったらドロー弱くなるべきとか、さっき我慢したから今回はドローに恵まれるべきとか言ってるのは麻雀の流れ論と変わらないので(そう言い変えたら途端に滑稽に見えませんか?)あんまりおすすめしません。
それと関連…するかどうかは分かりませんが、僕があまり好きでない言葉のひとつに「舐めプ」という言葉があります。舐めプレイの略称ですね。
語源的には「最適な行動をとらずに別の明らかに劣る行動を選択する」という意味なんですが、この言葉をたまに相手が単純にミスプレイした時に使ってる人がいるように思います。
もちろん仲の良い身内同士で煽り合いが許されてる空気でなら好きに「舐めプされたわー」とか言ってればいいと思うんですが、そうではない相手や場面で舐めプという言葉を使うのはとても失礼だと思います。
(当然分かっているとは思いますが)相手も考えた末にそのプレイを実行したわけで、別に負けたくてやっているわけではない。マジックが得意・不得意にかかわらず誰でも正しくないプレイを行ってしまうことは有り得るわけですが、それを指して「舐めプ」というのはどうなの?と普段から感じています。
「高潮の」さんの過去エントリを読み進めていると千葉神さんが以前に書いた「相手のプレイを指摘すること」についてのエントリにリンクが張られているのを見つけました。
だいたい僕が今書いたのはここの内容の二番煎じみたいなものですね。この文中ではやや条件が緩和してあって、
これに当てはまらない相手からの煽りが不快であると述べられていますが、僕は明らかに上手な人が明らかに腕の落ちる人に対して、仮に理由を的確に述べていたとしてても「舐めプされたわー」とか言ってるのを見るとイラっとしますね。それくらいこのフレーズが苦手です。
まあ、あんまりお上品な言葉でもないし頭の良さそうな言葉でもないので、このフレーズを好んで使う人は中途半端な腕前で初心者をディスるくらいでしか見栄を張れないんだなーと思うことにしています。
そんなわけで、何が言いたいのかよくわからない記事になってしまいましたが、簡単にまとめると
・目に見えるところ以外でもお互い都合のいいドローなんでいくらでもやってる可能性があるんだから、あんまり特定のドローで負けたとか言うとカコワルイ
・ミスしたくてしてる人なんて多分いない
・1つのミスだけで全ての結果が決まるとは限らない
そんな感じですかね。エンジョイマジック!
最初は特に面白い回答が思いつかなかったのでスルーしてたけど、思ったより広まってた(レガシー界隈で止まると思ってた)ので改めて考えてみた。
でも、やっぱり僕個人としてはそこまでマジックのプレイに関して好き嫌いは無い方かなーと思います。デッキとかカードや色の好き嫌いはあるけど。
使っているデッキ傾向からはだいたいクロパ戦略が好きだと思われている(魚、ジャンド、カウブレ、デルバーなど)と思いますが、ビッグマナとかコンボも好きですからね。トロンとかANTとか。
ビート対決で緻密なプラン立てて頭使うのも楽しいし、コントロール相手に「○○持たれてたら知らん!」って割り切ってプレイするのも好き。
細い道筋を辿って勝利を手繰り寄せたこともあれば、アホみたいなプレイミスをして勝ちそうなゲームを逃してしまったこともあるし。それはそれで次回に生かせるから別にいいんです。
それはそうとして、大勢の人の回答を見たときにいくつか気になったものがあります。それは、端的に言えば「ミスった相手に負けるのが嫌い」って内容。
まあ言いたいことは分かるし自分もかつては同じようなこと書いたり言ったりした気がするので別に駄目とは言いませんが、結局ミスをした相手にそれでも負けるってことは根本的にデッキの差(相性や完成度)だったり、それまでの展開で蓄積されてきたリソースの差だったりで負けてるということなので、それは仕方ないんじゃないかなーと思います。
トップデッキによる負けだって、もちろんトップデッキした方はたまたま上手くいっただけかもしれないし、もしかしたら厳密に考えて「○○を…ターン以内に引きこんだ場合のみ逆転が可能なので、それだけを目指してプレイしよう」と考えて行動した結果のトップデッキだったのかもしれません。
もっと言えばゲームの途中にも「お互いが気付いていない」トップデッキってあると思うんです。
たまたまAのハンドに対処手段のないカードをBが引いてきて、それを元々プレイしようと思ってたカードの代わりにプレイし、そのまま勝ってしまうとか。
直前のターンまでAのハンドにはプレイすれば現時点で勝ちが確定してしまうスペルがあったんだけど、たまたまそれをプレイされる1ターン前にBがその対抗手段となるカード(や、それをプレイ可能にするような土地など)を引きこんでいて対処できた、とか。
結果としてはどちらも単純に1:1交換を行っているだけなのですが、両方のドローを知っている第三者がいれば「Bさんはラッキーだなー」と感じると思います。しかし、そのことはAとBの二人とも知ることなくゲームを終えます。
結局ゲームの勝ち負けなんて様々な場面での互いのカードの噛み合いが全てなわけで、たまたま目に付いた場面だけを挙げて運だけで負けた…と言ってしまうのは、このゲームを理解していないように思えます。
そんなことを考えていると、以前「高潮の」さんが翻訳していたPVの記事をふと思い出しました。
翻訳:試合に負けるための10の方法(前編)/パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ
http://drk2718.diarynote.jp/201108060211193316/
この中の「#3 「権利」の感覚をもとに行動してしまう」という部分。簡単に言うと「自分の努力は報われるべきだし、誤った選択をした相手には相応の報いがあると信じて(=さっきミスった相手が都合のいいドローなんてしてるわけない、と思い込んで)プレイするとだいたい負ける」という感じです。
ミスった相手、もっと言えば自分より「格下」だと心の中で認定した相手には勝って当然だし、そんな相手が有効なドローをして自分に勝つなんて許されてはならない。
そんな感じのことを思ってる人はやっぱ結構いるのかなーと思いました。無意識にやってしまいがち(たぶん自分でもやってる)なので、気を付けて直ることなのかどうかもわかりませんが…。
ミスったらドロー弱くなるべきとか、さっき我慢したから今回はドローに恵まれるべきとか言ってるのは麻雀の流れ論と変わらないので(そう言い変えたら途端に滑稽に見えませんか?)あんまりおすすめしません。
それと関連…するかどうかは分かりませんが、僕があまり好きでない言葉のひとつに「舐めプ」という言葉があります。舐めプレイの略称ですね。
語源的には「最適な行動をとらずに別の明らかに劣る行動を選択する」という意味なんですが、この言葉をたまに相手が単純にミスプレイした時に使ってる人がいるように思います。
もちろん仲の良い身内同士で煽り合いが許されてる空気でなら好きに「舐めプされたわー」とか言ってればいいと思うんですが、そうではない相手や場面で舐めプという言葉を使うのはとても失礼だと思います。
(当然分かっているとは思いますが)相手も考えた末にそのプレイを実行したわけで、別に負けたくてやっているわけではない。マジックが得意・不得意にかかわらず誰でも正しくないプレイを行ってしまうことは有り得るわけですが、それを指して「舐めプ」というのはどうなの?と普段から感じています。
「高潮の」さんの過去エントリを読み進めていると千葉神さんが以前に書いた「相手のプレイを指摘すること」についてのエントリにリンクが張られているのを見つけました。
プレイングの指摘について
http://83910.diarynote.jp/201102250226393463/
だいたい僕が今書いたのはここの内容の二番煎じみたいなものですね。この文中ではやや条件が緩和してあって、
・自分と同じくらいの実力者、もしくはそれ以上
・ある程度面識ある人
・理由を的確に言える人(個人的な見解は無理)
・指摘が間違ってた際に謝罪できる人
これに当てはまらない相手からの煽りが不快であると述べられていますが、僕は明らかに上手な人が明らかに腕の落ちる人に対して、仮に理由を的確に述べていたとしてても「舐めプされたわー」とか言ってるのを見るとイラっとしますね。それくらいこのフレーズが苦手です。
まあ、あんまりお上品な言葉でもないし頭の良さそうな言葉でもないので、このフレーズを好んで使う人は中途半端な腕前で初心者をディスるくらいでしか見栄を張れないんだなーと思うことにしています。
そんなわけで、何が言いたいのかよくわからない記事になってしまいましたが、簡単にまとめると
・目に見えるところ以外でもお互い都合のいいドローなんでいくらでもやってる可能性があるんだから、あんまり特定のドローで負けたとか言うとカコワルイ
・ミスしたくてしてる人なんて多分いない
・1つのミスだけで全ての結果が決まるとは限らない
そんな感じですかね。エンジョイマジック!
コメント
これは舐めプになるのかなあ?
わたしもわたしがだいすきー
>レオさん
リンクありがとうございます。
>Tプロ兄貴
テンプレコメント兄貴オッスオッス
>でんぱさん
それは逆転されるリスクと引き分けのリスクを負った上で、相手の情報を可能な限り引きだしたり2本目の途中でラウンド終了になって勝つというリターンを獲得しに行くプレイなので(ですよね?)別にいいんじゃないでしょうか。
あれ、今は勝ちに行ける場面で勝ちを決めに行かないのは駄目なんだったかな?覚えてないっす。少なくとも舐めプではないような。
自覚してるんなら少しは改めろやks
ワロタwww
俺は自分が好きだと言えるプレイヤーは好きです。自信があるって素敵。
逆に自分に自身のないプレイヤーも小動物的で好きです。
好きな・嫌いなって、最初は何だったですかね。
色々なエントリがあって、自分が使いたくないデッキの事を書いている人もいるし、自分がやられたくない事を書いている人もいるし、俺は猫が好きだと書いている人もいるし。
俺もスルーする気だったんですが、ちょっと書いてみようかなと思いました。
ポリスさんはやさしいなぁ。
ただの予防線です。
マジレスすると自分のことを棚に上げて書くという行為も時には必要かと思って書きました。不快だったらごめんなさい><
>bunさん
お褒めいただいておいて申し訳ないのですが某漫画のキャラのセリフのパクリですw
でも自分が好きじゃないとブログでこんな記事とか書いてらんないですね。
ちなみに発端は和歌ロックさんという方だと思います。本人は秘密日記に書いておられるのでリンクしていなければ見れませんが…。
本人がコメント欄で言及しているように、当初はプレイスタイルについての好き嫌いが主眼だったようですね。
>マイコロスきらいさん
《エルドラージの碑》と一緒に使うと強いですよ!
どのへんに優しさを感じたのか分かりませんがありがとうございます。
愚痴りたくなるときもあるけど謙虚に対戦出来て楽しく感想戦が出来る環境にしたいね!
あとおんなのこすもすきです
どの要因が決定的に勝敗に結びついたか分からないところも難しいところでもあり、いい所でもありますね。
全ては積み重ねで、トップデッキはその結果!
>木吉兄貴
女のkoth?(難聴)
自分もモダンでトロン使ってて参考にさせてもらってます!リンクさせていただきます!
素晴らしい考えです。
リンクさせていただきます
まぁどっちかっていうと自分が間違ったプレイングしていることが多いので対戦相手の方を不快にしていないか不安です^^;
これはマジックに真摯になればなるほど見つけやすい事で、慢心すればするほどそれを見つけにくくなると思います。
一時期勝ち続けて慢心していた時期があったのですが、その時はただストイックに勝ちにだけ行っていて、本質が見えていなかったような気がします。
相手を格下に見ることもゲームに対して真摯になれば無くなり、自分の中でいいループになったと感じています。
プロプレイヤーでもマジックの1ゲーム1ゲームに対して真摯に取り組む人はやはり人気があるなー(逆は嫌われている)という気がしますね。
ありがとうございます。何かのお役に立てば幸いです。
>わっぽさん
たぶん炎上はしないですよ!
>モンブランさん
共感していただきありがとうございます。
>冥府さん
私も私が大好きー!(5時間振り2回目)
>kakeruさん
周囲を不快にさせるメリットはあんまりないですからね。
短期的な自己満足感を満たすためのコストとしてはあまりにも高すぎるように思います。
間違ったプレイも次回直せればそれでOK!
>praeさん
マジックというか、勝負事はなんでも同じだと思いますね。
プロは一般層に競技の魅力を伝えなければ自分の飯のタネが無くなってしまうので、長期的に見れば粗雑な態度を取ることは自分の利益を損ねてしまいますし。あとはそのような理性的な判断をするプロプレイヤーが増えることを祈るのみですね。
>SP
エンジョイマジック!
ポリスさんの記事は論理的でわかりやすいので、いつも参考にさせてもらってます。
話変わりますが、6番目のコメントの人のように、名無しで人を中傷する人は嫌ですね。フェアじゃないというか。
今後改めてくれるならそれでええよ
>和歌ロック
お前が言うな感を抑える事ができなかった
今では反省している
対人ゲーで相手に不快感与えてもお互い何も得しないですからね。
これからも参考にしてもらえるように頑張ります。
名無しの人に中傷されるのはもう慣れてるので大丈夫ですw
>名無しさん
人が下手に出てるからと言ってあんまり調子に乗らないでね^^
ひとつアドバイスすると、相手の態度を改めさせたいときは自分も丁寧な言動をした方が効果的だよ^^
それでこそ俺達のポリスたんだよ!