初日が5-2なので目指すラインは6-1もしくはワンチャン5-2?というところ。特に尖ったデッキを要求する数字でもないので普通にトロンを。

使ったのはこのリスト。
土地21
4《ウルザの塔/Urza’s Tower(9ED)》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine(9ED)》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant(9ED)》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
1《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》
2《森/Forest(M12)》
1《平地/Plains(M12)》
1《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》

クリーチャー5
3《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
1《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth(ROE)》
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》

スペル34
4《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
4《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》
4《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》
4《古きものの活性/Ancient Stirrings(ROE)》
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
4《森の占術/Sylvan Scrying(MRD)》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
2《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》
4《解放された者、カーン/Karn Liberated(NPH)》

サイドボード
4《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
1《鞭打ち炎/Whipflare(NPH)》
3《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》
2《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage(SOK)》
2《倦怠の宝珠/Torpor Orb(NPH)》
3《呪文滑り/Spellskite(NPH)》

メインボードは結局変更なし。完成されてるデッキなので。
個人で差が出るとすればトロン柳ウギン以降の土地2~3枚と、エムラ以外のクリーチャー選択、全体除去の枚数くらいでしょうか。
僕はとりあえずデッキの立ち位置としてジャンドには強くしなければいけないのでワームをメインからしっかり積みつつ、GP横浜の記事でも書いたようにウラモグより優先してコジレックを積んでいます。
あとはサイドの白いカードがあるので平地を積んでたりとか、そんな感じですね。

そしてサイドですが、主に親和、双子、感染といった「自分よりも早く殺しにくるデッキ」をメタってあります。遅いデッキにはトロンが有利ですからあまり枚数を取る必要はない。
以前は要求4のところを要求2とシール2に、滑りのところを切断2と焼却1に分けていたのですが、以前の形は双子を過剰にメタっていたのに大して今回は感染もある程度考慮に入れた形になっています。いま双子はジャンドに弱くて数が減っているはずですからね。それでいて双子対策も減ってはいないのでまあ悪くない構成かなと。

そういえば最近のMOのDE結果を見ていたり、Finals当日に会場を見ていて思ったのですがサイドの援軍ってかなり一般的になってるんですね。
自分はGP横浜前から採用してるのでさすがにオリジナル名乗っていいよなー、誰かがMOで僕のリストを使ってくれて広まったのかなー?とか一瞬思ったりもしましたが、まあ僕が思いつく程度の発想(シングルシンボルなら何でも良いという理論)なら誰でも思いつくだろうし、あんまり自意識過剰なことを言ってるとカッコ悪いのでやめときましょうw援軍フツーに強いカードですしね。

それでは実際のゲームの記録を。

Round1:白単ライフ
1本目は後手で相手ワンマリ。ワーデン、従者から鷹を出して少しずつゲインしながら小さなクロックで殴られつつイーオスで殉教者と高位僧を持ってこられたところで返しに構え続けてたパイロを。あとはカーンで高位僧潰してコジレックで引いてPtE使わせてワーム着地で勝ち。

2本目は相手1T目ワーデン、2T目《アジャニの群れ仲間》(+1)、3T目《幽体の行列》(+3)、4T目《砂の殉教者》キャスト→即起動(+2)でこっちのワームにPtEしてアタック、でダメージ的には1→7→12でジャスト20点の4キルされて負けwこっちも3T目トロンしたのに負けたw

3本目はこっちワンマリ相手ダブマリでこっちが3T目に上から引いてトロン揃って勝ち。
○×○

Round2:白ジャンド
1本目は後手ワンマリ。相手が死儀礼、タルモをプレイするもサイズが小さく土地も止まっており、こちらは4T目くらいに揃えて捌き始め、エムラまでつながって勝ち。

2本目は相手ワンマリ。こちらも早々にトロンは揃うがタルモ、ボブ、血編み、リリアナで最速で攻め込まれてライフ足りずに負け。

3本目は相手ワンマリ。こちら再び3T目トロン。ワームをリリアナで捌かれるも相手のタルモを止めて接死トークンだけで殴り続ける。1回目のトークンは捌かれるも2体目を引いてこれがワンパン入れてライフは26へ、相手は4へ。これもリリアナで分裂するけど残り2まで削り相手のハンド1が稲妻でなければ勝ちのところで本体に両方殴ると接死を稲妻、ライフリンクをブロックされてまた練り直しでお互いツモり合いに。
タルモで2回殴られた返しに占術を引いてウギンを設置し、エンド前にエムラ持ってきて勝ち。
○×○

Round3:5色ジャンクビート
1本目は後手で相手ワンマリ。こちらはトロン揃わずパイロも引けずに死儀礼と未練にアタックで結構持ってかれて、あとは死儀礼起動と部族の炎5点で負け。

2本目はパイロで捌いて援軍でゲインして後続に繋げて勝ち。

3本目はワンマリ。こちらは3T目にトロン揃えつつ後手4T目に石を起動できるハンドだが、相手が先手1T目死儀礼、2T目タルモ、3T目タルモ×2、4T目部族の炎×2+3/4タルモ3体アタックで負け。間に合わなかった。
×○×

Round4:キキジキポッド
1本目はエレンドラに妨害されつつ紅蓮地獄を2発で強引に盤面を流したけどすぐ復帰されて無限で負け。

2本目は3T目カーン、ハンドに石とワームがいたのでプラスでハンド削りながら盤面を制圧していくプランだったけど2回目のプラスして忠誠度14になってワーム出して、これで何が来ても捌いて殴れるなーと思ってた返しにエンド前の《召喚の調べ》でバッパラのマナブーストされてから返しに《士気溢れる徴集兵》トップされてカーン奪われて奥義打たれて相手が森とエレンドラを出した状態で先手でニューゲームを開始して当然負け。
殻相手にカーンを貯めすぎてはいけない(戒め)
いや完全に忘れてた。ていうか普通にメインから徴収兵入ってるの知ってるんだけど、自分が奥義打つこと全く考えずに単に後続を弾くためのプラスだったからパクられて奥義されることを完全に失念してたwこの日一番のミス。
××

Round5:キキジキポッド
1本目はカーン出した2ターン後にエンド前修復の天使出されてキキジキで普通に負け。
2本目はカーンで土地攻めていってなおかつ《倦怠の宝珠》も置いたので天使は出てきたけどひとまず安心だろう、と思ったら普通に根の壁複数出てきて持たれててエンド前に《召喚の調べ》からクァーサル持ってこられて宝珠が割られ、返しに2枚目の調べからキキジキ出てきて負け。無理すぎるw
××

Round6:RUGデルバー
1本目はヴェンディに殴られつつ青命令で邪魔されたりしたけどパイロで流してトロン揃えてコジレックで引いてエムラに繋げて勝ち。

2本目はこっちワンマリ。グラッジとかスネアで細かく妨害されながらデルバーで殴られるけどパイロで流し、稲妻+SCM稲妻でさらに追撃されるけどもう一度パイロすると何も出てこなくなりグダる。こちらが先にウギンに辿り着き、トロンは揃ってないけど土地はあるのでワームをサーチ。相手から月を出されるけど関係なくワーム出して殴ってそのまま勝ち。
○○

Round7:RUGデルバー
1本目は先手でお互いマリガン。デルバーと《クウィリーオンのドライアド》を石で流して後続にはパイロ。ワームは強引に除去られたけど後続のトークンで殴り続けて江村に繋げて勝ち。

2本目は相手ワンマリ。虫で2発殴られるがパイロ。盤面コントロールしてコジレックで引いてからエムラに繋げて勝ち。
○○

モダンは4-3でした。
苦手なデッキや対策していないデッキに順当に負けてしまっているので(プレイミスはともかく)、そこまで納得いかない結果ではないかな。このリストを持っていってしまい、この当たり方をしてしまったらこれだけ負けても文句は言えない。

5色ジャンクは相手のペイライフをこちらが咎められないデッキである以上、ほぼ理想系に近い周りをされても仕方なくこれは負けてもおかしくない。もちろんパイロや遺産が刺さって勝つこともあるけど部族の炎の影響が大きいから他の軽いビートよりは当然厳しい。

どちらかと言うと問題はキキジキポッドの方。
GP横浜の時点で構成は公にされていたし、実際本戦でも当たってボコられたのにメリーラポッドに有利であるという事実から「殻デッキにはまあ有利」という間違った結論を引っ張り続けてしまっていたのが良くない。
メリーラには遺産とパイロが刺さるから勝てていただけで、キキジキポッドは言ってしまえば「コンボ対策をするだけでは普通にビートされて負けてしまう上にサーチを大量に持った双子デッキ」なわけだから、むしろ本家双子よりも余程厳しくメタらなければいけない、相性が最悪に近いデッキ。
どうしてもナヤカラーに近い形で組まれているだけで相性的に有利に感じてしまうけどそんなことはない。

こちらの勝ち筋のうちカーンがまず修復の天使や徴収兵に対して弱く、そもそもビート相手に盤面を流す前から出てくるカーンはそこまで強くない。ワームは強いけど相手のコンボへの妨害はできないし、エムラはターン的に間に合わない。
つまり実質的にこのリストを使う限り、こちらの利点はパイロでマナクリ一掃して大幅に減速できる可能性がある点と、《忘却石》でコンボをインスタントで妨害しながら殻ごと一掃できる点にしかない。

冒頭でも書いたように、以前はサイドに双子対策として四肢切断と焼却を取っていたのですが、今回は双子デッキは《払拭》や《ミジウムの外皮》を持つためにそこまで効果的でないしそもそも双子は少ない、として感染にも効く呪文滑りにしました。
しかしそれらのコンボよりも(少なくとも国内では)明らかに数の多いキキポッドに対策するにはやはりインスタントで妨害するカードを積むしかないので、四肢切断を抜いてしまったのは間違いでしたね。実際、呪文滑りを壊されてしまって負けたマッチがあるわけですし、そもそも一番多く発生するキキジキ+天使の組み合わせに対しては呪文滑りは何の意味もないわけですし。

逆にスタンは調整を最後まで行ったおかげで満足のいくリストに仕上がっているわけで、頑張って調整を重ねたスタンよりもモダンの方が残念な結果になってしまうのはある意味当たり前だなーという感じでした。


そんなわけで最終結果はスタン5-2、モダン4-3の9-5の38位で辛うじて商品圏内でした。もうちょっと勝てたら良かったけど仕方ないですね。TOP8入ったメグロくんはおめ!
ぼちぼちモダンPTQシーズンなので、デッキを考え直すなり調整するなりして頑張っていこうと思います。

コメント

Tプロ
2012年12月25日16:30

あとは打ち納めだけだな

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