GPT北九州に新作トリコトラフトで参加
GPT北九州に新作トリコトラフトで参加
無事に間に合ったので参加してきました。

GPTどれくらい集まるのかなーと思ってたら16人だった。意外と少ない。
というわけで5回戦のTOP4シングルエリミ。

デッキは新作トリコトラフト。
スペルそこそこ多いデッキだし、最初は新たな2マナ域として《若き紅蓮術士/Young Pyromancer(M14)》使ったらいいんじゃない?と思ってしばらく試していたんですが、冷静に考えて1/1を並べるだけではどうしようもない環境であることに気づいたので一旦ボツに。
その後、新しいアイディア辿り付き今回のデッキが完成しました。

何はともあれ、とりあえずデッキリストを見てみましょう。
土地:24
4《蒸気孔/Steam Vents(RTR)》
4《硫黄の滝/Sulfur Falls(ISD)》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain(RTR)》
3《氷河の城砦/Glacial Fortress(M13)》
4《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(GTC)》
4《断崖の避難所/Clifftop Retreat(ISD)》
1《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》

クリーチャー:19
4《威圧する君主/Imposing Sovereign(M14)》
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
4《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》
3《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》
4《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》

スペル:17
4《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
4《灼熱の槍/Searing Spear(M13)》
2《イゼットの魔除け/Izzet Charm(RTR)》
3《送還/Unsummon(M13)》
2《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》
2《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》

サイドボード:15
3《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster(RTR)》
3《クローン/Clone(M13)》
2《対抗変転/Counterflux(RTR)》
2《否認/Negate(M13)》
1《払拭/Dispel(RTR)》
2《燃え立つ大地/Burning Earth(M14)》
2《幻月/Paraselene(ISD)》

トリコトラフトには新たに《威圧する君主/Imposing Sovereign(M14)》を採用しました。

今まで2マナ域に盤面へ能動的に影響の与えられるカードがなく、除去として火力をプレイするか土地をタップインするか、もしくは《捨て身の狂乱/Desperate Ravings(ISD)》でハンドを整えることしかできなかった序盤。

そこでこの新しい《盲従/Blind Obedience(GTC)》能力持ち生物の出番です。
まず最低でも相手の1~2マナ域と相打ちできるので除去の水増しのように振舞えますし、さらに相手には《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》のブロッカーとして前のターンから出していた生物を残すか、それとも腹をくくってダメージレースを挑むかの選択を突きつけることができます。
《ボロスの反攻者/Boros Reckoner(GTC)》《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》といった苦手な生物をプレイされたターンにブロッカーとしての仕事をさせないのはとても偉いですね。
もちろん環境にいくつも存在する速攻持ちクリーチャーの強さも激減させることができます。今回も《チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix(M14)》が帰ってきましたし。

また、相手からプレイされる瞬速クリーチャー(主に《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》ですが、たまに《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》)を気にせずアタックに行けます。アンサモンや槍や天使を構えなくても安全に殴れるわけですね。
スラーグ→修復もこれまでは即投了レベルでしたが、それは回復量+トークンに加えて唐突にブロッカーが3体も増えることが原因でした。実質何点ゲインされてるんだって話ですからね。それが全部タップインすることで単純にライフ5点のみの延命効果になるので、自分が死なないライフさえ残っていれば十分許容できるようになりました。

あとアンサモン繋がりで、これまではせいぜいエンド前にアンサモンを打つことで1ターン道を開けることができた程度でしたが、君主がいると再プレイされた時もタップインされるのでさらに1ターン稼ぐことができます。これは意外と馬鹿にならないですね。4マナ残っている相手の修復に対してアンサモンを打つ、というこれまではほぼあり得なかったプレイもできるようになりました。
デッキ内で相対的にパワーが低いカードの効果が底上げされるのはいいことですね。

そして、メインで次に採用したのは今回の新PW、《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster(M14)》です。
一応アドバンテージも稼げるけど相変わらず除去能力は1点しかないし、奥義も意味不明だし、そこまで強くなさそうだしすぐ値下がりしそう・・・という意見も発表直後からちらほら耳にしました。
実際カードの能力としてはその通りだと思います。何にでも入るわけではないですし、高騰することもなさそう。

とはいえこのデッキなら話は別です。
まず単純に相手のブロッカー1体を無力できるというデッキコンセプトに噛み合った能力。さらに、一気に攻め切れない場合や息切れした時には0能力を連打すればOKです。目標である5マナにも到達しやすくなりますし、構えなければいけないカードがほとんど無いので無駄になることも少ないです。

キープ基準が増えたので《捨て身の狂乱/Desperate Ravings(ISD)》を2T目にプレイする必要がなくなり、展開によってキーカードが二転三転するためランダム要素もできれば排除したい、ということでドロースペルは無難に《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》になりました。
あんまりデッキには合っていないのですぐ変更する可能性もありますが、チャンドラと合わせて対エスパーコンやトリココン相手にもメインからアドバンテージで勝負できなくもない感じになるのでまあいいかなと。

あとはサイドに《燃え立つ大地/Burning Earth(M14)》を。
ぶっちゃけこれ自分にもガン刺さりする(全部特殊地形なので)んですが、まあ若干弱い《魔力のとげ/Manabarbs(6ED)》だと思えば。啓示でモリモリ回復されるよりはマシですね。
あとは《林間隠れの斥候/Gladecover Scout(M14)》が再録されてオーラバントが増えるかなーと思ったので《幻月/Paraselene(ISD)》を取っておきました。あんまり得意なマッチアップではないですからね。

そんな感じで長々と書きましたが大会レポに移りましょう。

Round1:グルールビート
1本目は先手。相手が土地1ストップが少し続いたのでSCM素出しで殴り始める。相手の土地からようやく《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman(GPT)》から展開を始めた返しにヘルカイトで〆。

2本目はカックラーから2T目マナオープンでエンドされたので普通に2マナスペルで除去するべきだったんだけど君主出しちゃって槍で焼かれてチャンフェニも追加される。除去が追いつかず最後は湧血で負け。

3本目は貴族を火柱してから君主とトラフトで殴り始め、相手も猪とフェニックスで殴りあい。君主が安全にトラフトの道を空ける。ゴーア族追加されたのでヘルカイトを一旦ブロッカーに。相手がフェニックス2枚目追加して2マナだけ立たせてエンドだったのでメインで天使→ヘルカイトブリンクでフェニックス寝かせてトラフトとヘルカイトで殴って勝ち。
○×○

Round2:セレズニアビート
1本目は先手ワンマリ。君主と天使と土地4でまあ大丈夫だろと思ったらその後君主と天使しか引かず、相手からは土地2で止まってるもののマナクリからスマイター×3。結局1枚もスペル引かず天使と君主使い切って負け。

2本目はマナクリ火柱、相手の君主に槍、復活の声にSCM火柱、銀刃にイゼチャと完璧に対応し、あとはヘルカイト2枚で勝ち。

3本目はワンマリ。荘厳な大天使が厳しく、火力引けずに負け。
×○×

Round3:エスパーコン
1本目は後手。君主を週末奇跡で、置いてあったラチェボを3まで貯めてもらってトラフト爆破スタックアンサモンして出し直すと対処されず、土地が寝たところにヘルカイトで勝ち。

2本目はワンマリ。ラチェボでまた牽制されるけど気にせず展開して殴り、カウンター使わせたところで《燃え立つ大地/Burning Earth(M14)》。あとは適当にビッグアクションだけカウンターしてライフ削って勝ち。
○○

Round4:ナヤビート
1本目は先手。実験体、レコナーなどを火力で捌き、相手が息切れしたところで君主で蓋をしつつヘルカイトと一緒に殴って勝ち。

2本目は君主+トラフトで殴って相手のスマイターはアンサモンで2ターン稼ぎ、そのまま対処されず勝ち。
○○

オポ的にギリギリ3-1-1でいけそうにも見えたけど下から捲られる可能性も微妙にあったので仕方なく次もガチることに。

Round5:リアニ
1本目はタップイン祭りで強い部分も引けないまま牙連打モードに突入してしまい流石に負け。

2本目は相手ワンマリ。シンコレでクローン見られたので相手も抑え目の展開に。こっちも君主とSCMしか生物全く引かず除去も引けずにシンコレと修復だけで負けそうだったけどようやくクローン2枚目引いたのでちょうどいいとプレイして修復に。相手は当然ハンドに温存してる静穏キャストしてこっちの君主とクローンを追放してきたので、返しでクローン2枚目で静穏コピって静穏、修復、黒ガラクの接死トークンを追放しつつクローン回収。
さらにトラフトも追加してまあ流石に勝ったと思った(他に生物出されてもクローン2枚目で除去できるし)らまさかの《破滅の刃/Doom Blade(M14)》でクローン除去られて静穏と修復回収され、こっちがコピー先がなく飛行を作れないためエンド前に出てきた修復で残り僅かなライフを削られて負け。
××

というわけで3-2でTOP4残れず。
お前前半であんだけ自信満々にデッキ解説してたじゃねーかって?まあ必ずしも結果が即座に伴うとは限らないわけで・・・(苦し紛れ

まあうまく行かなかったゲームもいくつかありましたが、デッキはなかなか良さげだと思います。
やっぱり《威圧する君主/Imposing Sovereign(M14)》の強さは予想通りで、相手の動きを大幅に阻害する上に2マナ2/1の最低限の打点は信頼できますね。しばらくは確定パーツになると思います。
チャンドラは実はなぜか一度もハンドに来なかったのですが(あとサイドアウトしたゲームも多かったのですが)、やっぱりアドバンテージ取れる+押し込みに使えるというのは強いはずなのでこっちも引き続きお試し。

今のところは啓示とチャンドラの枠だけ若干微妙かなーと思ってますがあとは大体良さそうなので、気になった方はぜひ試してみてくださいね。

それではまた次の週末にどこかの大会でお会いしましょう。

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